与那原町議会 > 2016-06-10 >
06月10日-04号

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  1. 与那原町議会 2016-06-10
    06月10日-04号


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    最終取得日: 2021-05-08
    平成28年6月第2回定例会┌───────────────────────────────────────────────┐│                                               ││ 平成28年                                          ││                与那原町議会定例会会議録(第4号)              ││ 第 2 回                                          ││            平成28年6月10日(金曜日)   午前10時00分開議            ││                                               │└───────────────────────────────────────────────┘[議 事 日 程  第4号]  平成28年6月10日(金曜日)  午前10時00分開議日程第1.      一般質問日程第2.陳情第6号 「義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための意見書採択を求める陳情日程第3.陳情第7号 「30人以下学級早期完全実現」のための意見書採択を求める陳情日程第4.陳情第8号 「労働安全衛生委員会」を機能させ、学校労働環境の改善を求める陳情日程第5.委員会提出 「義務教育費国庫負担拡充」及び教育条件整備のための意見書     議案第5号日程第6.委員会提出 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書     議案第6号日程第7.決議第2号 閉会中の議員派遣の件について日程第8.      閉会中の継続調査・審査の件───────────────────────────────────────── [本日の会議に付した事件]日程第1.      一般質問日程第2.陳情第6号 「義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための意見書採択を求める陳情日程第3.陳情第7号 「30人以下学級早期完全実現」のための意見書採択を求める陳情日程第4.陳情第8号 「労働安全衛生委員会」を機能させ、学校労働環境の改善を求める陳情日程第5.委員会提出 「義務教育費国庫負担拡充」及び教育条件整備のための意見書     議案第5号日程第6.委員会提出 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書     議案第6号日程第7.決議第2号 閉会中の議員派遣の件について日程第8.      閉会中の継続調査・審査の件───────────────────────────────────────── [出 席 議 員(14名)] 1番  識 名 盛 紀 議員           8番  喜屋武 一 彦 議員 2番  舩 谷 政 喜 議員           9番  田 中 直 子 議員 3番  山 口   修 議員           10番  津 波   弘 議員 4番  松 長 康 二 議員           11番  上 原   晃 議員 5番  比 嘉 徳 雄 議員           12番  我 謝 孟 範 議員 6番  上江洲 安 昌 議員           13番  仲 里   司 議員 7番  当 真   聡 議員           14番  城 間 盛 光 議員 ─────────────────────────────────────────[職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名] 事 務 局 長   照 屋   基         主     任   照 屋 朝 也 主     任   齋 藤 美 枝                           ───────────────────────────────────────── [説明のため出席した者の職、氏名] 町     長   古 堅 國 雄         教  育  長   當 山   健 副  町  長   照 屋   勉         学校教育課長    岡     剛 総 務 課 長   城 間 秀 盛         生涯学習振興    宮 平 律 子
                              課    長            財 政 課 長   上 原   謙         福 祉 課 長   宮 城 きよみ 出 納 室 長   辺土名   彬         住 民 課 長   上 原 宏 章 企画政策課長    石 川   毅         健康保険課長    新 垣 政 孝 観光商工課長    上 原 丈 二         税 務 課 長   仲 里 武 徳 農林水産課長    新 里   健         子育て支援課長   伊 集 京 美 まちづくり課長   比 嘉 義 明         生活環境安全    比 嘉 哲 也                           課    長            上下水道課長    大 城   哲                          ───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀)  これから本日の会議を開きます。午前10時00分 開議───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀)  日程第1.昨日に引き続き一般質問を行います。 △まず、松長康二議員一般質問を許します。 〔松長康二 議員 質問席に着く〕 ◆松長康二 議員 執行部の皆さんおはようございます。先輩議員たち、質問に入る前によく一言、言っているんですけれども、私はそのまま質問に入ります。それでは通告書に基づき一般質問を行いたいと思います。まず初めに、(1)東浜を中心に今後のまちづくりについてということですが、①ベイサイドビスタの用途変更に伴い、東浜のまちづくり、景観をどうお考えかという質問なんですが、昨日、山口議員とか津波議員の返答の中にもあったように、今後、秋ごろには与那原町まちづくり基本構想を策定するという答弁と、あと今月末には県との話し合いの中で、マリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンを策定するという返答をいただいている中で、ちょっと質問をするんですが、県の構想は今月末の話し合いなので、それを見てからの話し合いになるとは思うんですけれども、実際、県の策定を見る前に、町としてはどういう考えを持ってその話し合いに参加するというか、臨むというか、どういう考えをお持ちか答弁いただきたいと思います。 ◎企画政策課長(石川毅)  議員の皆さんおはようございます。早速ですが、松長議員の1点目の御質問にお答えいたします。マリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンの中で、もう既に県の観光整備課と与那原町、西原町、中城村、北中城村の担当課長及び事務レベルの職員をあわせて、既に策定幹事会というのを2回ほど行っております。きのうからずっと言っているのは、この6月の末に町長も委員である、まちづくりビジョン策定委員会を開催することとなっております。これが6月末、7月末、8月末の3回を予定しております。当然ながら策定委員会の前には策定幹事会担当者レベルでの話し合いは言い続けていく予定でありまして、その中で、例えば県の考え方とか、与那原町の基本構想を幹事会のほうでどんどん意見を出し合って、最終的には策定委員会のほうに上げていくという予定でございます。以上です。 ◆松長康二 議員 その質問の中で、与那原町はどういった構想を出したのか。話し合いが2回行われているのであれば、課長関係が出ているはずですけれども、その中でどういった、与那原町としての考えを出したのかを答弁いただきたいと思います。 ◎企画政策課長(石川毅)  松長議員の再質問にお答えします。過去2回の幹事会の内容は、1回目は顔合わせ的な会議でございました。2回目について、今後、県のまちづくりビジョンについての方向性を話し合いによってスケジュール等の説明を受けたという段階でございます。当然、町の方向性、基本的な考え方は、総合計画なり、マスタープランなり、基本的なベースは当然ながら持っております。あわせてこの4月に、先ほど申し上げましたとおり与那原町まちづくり構想を策定発注しましたので、今鋭意調整中でありますので、その内容を持って県のほうに報告したり、調整したり、協議していきたいと考えております。 ◆松長康二 議員 今の返答の中では、与那原町まちづくり基本構想、今からでき上がるもの。それと県が出すマリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンというのは、ある程度一致するような形になるんです。だから町がつくったまちづくり基本構想にのっている、これは与那原町のまちづくりになっているはずなので、多分、その中にもMICEを絡めた東浜のまちづくりの構想ものっているとは思うんです。それと県と話し合いをして、今後進めていくまちづくりビジョンがあるじゃないですか。それは合致するような見解でよろしいですか。 ◎企画政策課長(石川毅)  当然合致しながら整合性はとらないといけないと思います。その前に与那原町の基本的な考え方がありますので、仮に県のまちづくりビジョンの方向性が少しずれるようであれば、当然町も基本的な考え方、方向性は十分伝えて、そういった形で計画を策定するようお願いするつもりであります。以上です。 ◆松長康二 議員 今から6月末、7月末、8月末ですか、話し合いが行われていく中で策定されるとは思うんですけれども、そのまま話し合いの結果次第にはなると思うんですけれども、町長にお伺いしますが、町長が考えるMICEができる東浜地域、今から商業施設もかなり必要ですし、ホテル用地も必要、インフラ、道路整備も必要。いろんな企業が参入してくる中、別に今の答弁がまちづくりのビジョンとかに反映される部分、されない部分あると思いますが、今現在での町長のこういった構想をもしお持ちであれば答弁いただきたいと思います。 ◎町長(古堅國雄)  松長康二議員のただいまの御質問、非常に重要なポイントだと捉えております。これまでもMICE決定以来、地元の声をMICE施設に反映させるべく、あるいはまちづくり構想とどうしても足並みをそろえて、町民がなじめる、親しめる施設にすべきであるということを強く申し上げてきたんですが、いよいよ具体的な会議が始まります。その中で、当然、私を中心とした内部での考え方を担当課長や関係する課、あるいはまた専門の方々の御意見も拝聴して、与那原町の主体的な考え方、これは非常に大事にしながら、そして県が今練り上げていくであろう計画の中に、どういう形ですり込んでいくか。これは具体的な県からの提案がまだないものですから、会議の中で詰めるか、あるいはその前に県のほうでたたき台というか、案、構想を当然練っているはずですから、それを早目にキャッチして、そして私たちの考え方がこの計画の中に反映されるようにすべきだと考えております。特に東浜地域の皆さんとの環境の問題、生活環境、それからさまざまな建物や施設、企業が進出してくるでしょうから、これはどうしてもちゃんとした考え方を持って進めていかなければいけないと考えておりまして、東浜地域だけじゃなくて、与那原町全体がMICE施設といろいろかかわりが出てくると想定しておりますので、まず今のところは大まかですけれども、与那原のまちづくりが主ですよと、将来の10年、20年先の与那原町のまちづくりが基本的にはあって、そしてそこの中にMICE施設が誘致されて、そして活性化、東海岸全域にわたる。ひいては沖縄全県の大きな起爆剤になるべく、その受け皿づくりを頭に描いてやっておりますが、その中でも非常に大きなポイントは、一番隣接しております東浜地域の皆さんの生活環境。そしてもう1つは交通アクセス、バイパスは予定どおり進んでおりまして、それから県道や町道、そしてその他の市街化調整区域の開発、土地利用のあり方、あるいは高さ制限とか、これから具体的な詰めが必要になってきますので、これは油断することなく、毎日がその詰めの作業になってくると考えておりますので、また東浜地域の皆さんの声もぜひ、いろいろ不安もお持ちでしょうし、またこれからどう展開されていくか、生活にどう影響が出てくるか、あると思いますのでどうぞ御遠慮なく、副町長も東浜ですし、これはお互いしっかり一体化した形で対応していこうと考えております。そして今、埋立地域にあります空き地、空き地と言ったら当たるかどうかわかりませんが、次の質問にも出てきますので、それはそれでまた答えたいと思いますが、とにかく最大限にまちの将来に結びつけるように、しっかり取り組んでいきたいと思っております。 ◆松長康二 議員 このベイサイドビスタ、県が管理している中で確かにちょっと難しい部分はあるかと思います。当初、本員の考えでいくと、このベイサイドビスタのところを全部商業地域にして、そこに飲食店とかお土産品店とかを集めて建物が建てられたら一番いいかなと思ったんですけれども、今もう低層住宅等、通り沿いの2種中高層ですか、そのほうはまだ建ってはいませんけれども、それ以外の部分はアパート、マンションが建っていますから。だからそこにまた低層住宅のところを商業地にして、じゃあそこに居酒屋ができる。飲食関係、飲み屋ができるとなると、逆に先に住んでいる方々の迷惑にならないかなという部分の考えが出てくるもので。本当であれば、アパートが建つ前に県と話して、そこを全部商業地という形でできたほうがよかったかなと思いますが、今後の話し合いがどういうふうに進んでいくかというのを、再度また確認させていただきたいと思いますので、この質問はこれで終わりたいと思います。 ②の東浜野球場与那古浜公園の今後の活用方法は。という形なんですが、現状のまま、そのまま進めていくのか、それとも今後、新たな構想があるのかということですが、東浜野球場のほうは当初は小学校用地という形で販売されています。一般住民の方々にはそう販売されていましたが、小学校の建設がちょっと厳しいという話の中、じゃあこれは何度かお聞きしているんですが、そのままなのか、一応住民の方からもMICEが来ることによってこっちに何か建てるのですかとか、逆に庁舎をそこに移したほうがいいんじゃないかという方もいますし、そういう意見の中、今の町の考えをお聞きしたいと思います。 ◎企画政策課長(石川毅)  松長議員の2点目の御質問にお答えいたします。東浜野球場与那古浜公園土地利用や活用方法につきましては、先ほど申しましたとおり、与那原町まちづくり基本構想の中で検討していく予定でございます。この両地区につきましては、MICE施設建設予定地に比較的距離が近いこと。町が唯一、独自に土地利用や活用方法を自由に検討できるエリアでございます。今後、新たな構想ができ上がった場合につきましては、議会や住民の方々への説明や意見を求めながら、最もふさわしい土地利用や活用方法を見出していきたいと考えております。以上でございます。 ◆松長康二 議員 今の答弁の中、先ほどの答弁と似たような感じではあるんですが、逆に東浜野球場に、もしですよ、ホテルができるとなると、やっぱり地域住民からすると、低層住宅に住んでいる中、あそこに何階建てかはわかりません。10階建てかもしれませんし、そういったものが来ると本当に反発のほうが大きいんじゃないかなという考えはあるんです。景観が全然違うというのを今後話し合っていくはずなんですけれども、それは与那古浜公園も一緒です。私たちが4月に視察へ行った中、三重の津市の芸濃町というところに全天候型親子遊び空間という、げいのうわんぱーくという建物を建てているんです。雨の日でも子供たちが遊べる。親子同士の交流も持てる、そういう施設をつくった町がありまして、その利用者数も年間で見ると、大人でも2万人、子供でも6,700人という形で、人口は与那原町とは違いますけれども、ほかの市町村からもこの施設を目的に遊びに来るというのがあって、事業費自体は約2億円かかって、そのうちの一部が元気臨時交付金というのが利用されて建設した建物らしいんですが、そういったMICEに絡む施設も重要です。けれども、与那古浜公園とかそういった部分に今後こういう施設を建てて、建設費の部分も問題出てきますけれども、そういった部分も検討していただけないかどうか。またそこで働いている従業員の方は再任されている保育士とか、そういった部分があるんですね。だからある意味、遊ぶ場所だけじゃなく、子育て支援も行える施設というのを今後そういう部分も東浜には必要ではないかと思うんですが、その辺について答弁いただきたいと思います。 ◎企画政策課長(石川毅)  松長議員の再質問にお答えいたします。まず、何にしろ事業を行うにつけ、当然役場の考えだけで物をつくるとか、事業を起こすとかというのは到底考えられません。先ほども言いましたように、地域住民の合意形成、コンセンサスを拾いながら、必要であれば有識者等の考え方も拾いながら、当然ながら土地利用については考えていきたいと思っております。先ほどの資料ですけれども初めて聞きますが、必ずしもMICE施設にこだわらず、そういった仮に一括交付金を活用してかどうか、そうなるかもしれませんけれども、子育て、健康、まちづくりといった広域的な課にまたがりますので、今後少し精査しながら可能性について検討させていただきたいと思います。以上です。 ◎町長(古堅國雄)  ちょっとつけ加えさせてもらいたいんですが、こう考えていただけたらわかりやすいと思いますので、まず、MICEが決まりました。そして私たちはこれまで与那原町のまちづくり構想計画、これは長年いろんな専門家を交えて議論をして、将来はこういうまちをつくりましょうということででき上がりましたし、また高松伸、国際的な有名な都市計画の方にもお願いをして、せんだって報告書が出てきて、そして与那原のイメージというのがある程度できてきたわけですけれども、MICE建設をする場合に、どうしても与那原のまち自体の考え方、あるいは姿、将来像というのをどうしても県にもしっかり理解をしてもらって、その中でMICEの位置づけということにすべく、そういう布石はこれまで意識的にやってきております。ですから、県としても与那原町の考えていることはある程度受けとめて、しっかり計画に練り込んでいくとは思うんですが、ただしかし、具体的に使える土地というのが限られていますので、ですからそれをどううまく活用していくかということでは、県としても与那原町全体の将来像を描いた場合にどういう施設、どういう関連施設が理想的に配置されてMICEがうまく運営できるというような形のものにするためには、さまざまな角度からイメージして、まち全体の将来像をというのをまず専門家、あるいはあらゆるアイデアを取り入れていくという姿勢だと私は受けとめていますので、ですからまだ配置計画も確定していないんですよね。6月29日の第1回目の会議までには、今言う幹事会、そしてまちの声とか。場合によっては、私、直接関係部長のところへ行って、その中身によると思うんですけれども、やはり町民の生活安全、あるいは環境というものについての考え方がどの程度なのか、しっかり確認をしながら会議に臨みたいと思っております。ですからこうイメージしてほしいというのは、理想的にMICEの配置、あるいは与那原の現在の状況、町民生活というものにどういう、プロットとして、施設をプロットしていったほうが一番理想的なのか。それからまず描いていって、ここは可能か、あるいは無理が、不可能かということをしっかりチェック機能を入れながら、最終的な決定に至ると思いますので、その辺は私も慎重に県との会議の中で、もちろん専門家も入りますので、しっかりと注意しながら取り組んでいきたいと思っております。 ◆松長康二 議員 東浜野球場与那古浜公園、いろいろある中、本当であればこの東浜野球場ですね、与那原小学校も建設されてかなり年数がたって、今は児童もふえて、プレハブで2棟建てて授業している児童もいます。だから本当であれば東浜野球場の場所は小学校を建ててほしいという住民の声もあるんですけれども、今年度学校規模適正委員会を立ち上げた中で、その校区割の話もしているはずですが、その話の前提の中ではそこには学校はできないという状況で話を進めているのか。またそれも踏まえた中での適正規模委員会の立ち上げになっているのかを答弁いただいてよろしいですか。 ◎学校教育課長(岡剛)  松長康二議員のただいまの御質問にお答えいたします。現在、平成26年度に2回行い、その後、MICEの決定等を待って少し時間を置いておりましたが、学校規模適正委員会、審議会につきましては、今年度新たに審議をスタートしたところであります。その今の審議内容といたしましては、まずは現状の確認というところを再度行っているところであります。と申しますのも、平成26年当時と現在では人口の推移というのは変わってございます。また、当時とは建物の状況が変わってきておりますので、それに基づいた再度の人口推計というものも行っているところであります。校区の見直しのお話に言及がございましたが、当審議会におきましては、現段階においては現状の認識の御説明というところになっておりますので、具体的手法につきましては今後の審議会の中で審議委員の皆様に御審議いただく予定となっているところであります。ただいまございました学校の建設におきましては、松長議員、平成26年当時には審議委員をお願いしておりましたので、御説明を以前にも申し上げているところでございますが、31学級以上になったときには文部科学省の基準に基づき、分離、新設、あるいは校区の見直しによる学習環境の改善というものが定められております。ただし、これにつきましては少人数学級ではなく、文部科学省が定める標準学級の人数における31学級というものになっております。現在、推計では31学級以上になる年度も見込まれておりますが、それは少人数学級における学級数においての数字となっており、文部科学省の定める標準の学級人数数においては31学級以上になる年度はないという推計になっていますので、現状では分離新設には該当しないのではないかということで審議委員の皆様には御説明を申し上げているところでございます。以上です。 ◆松長康二 議員 与那原は土地が余りない状態の中で、その大型施設が来る。観光も絡め、商業の発展とかも含め、いろんな問題とかも出てきますけれども、それでもそこに住んでいる地域住民の方々が第一だと思いますので、その地域住民の声、町民の声ですね、これを反映させて、今後町長を先頭にまちづくりのほうを行っていただきたいと思います。 それでは③の部分ですが、新島区から東浜、えびす橋を渡ったところの水路沿いのマンション、アパートに関する路上駐車等の問題、これは山口議員も以前取り上げて、また今回の質問でも出してはいますが、東浜に限らず、ちょっと中に入ると路上駐車をしているところがあるんですが、今回、③は東浜に限定させていただいているんですが、その中で課長の答弁にあったように、与那原署との関係があると思うんですが、地域との合意形成が必要になってくるという答弁をいただいています。その道路を駐車禁止指定するのか、停車禁止指定にするのかという部分で与那原署とか役場、地域住民との合意形成というんですか、この地域住民との合意形成というのは基本的に誰とやるんですか。要は区長と合意ができれば指定できるのか、それとも住民の何分の何の合意が必要なのか、その部分を答弁いただきたいと思います。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの松長議員の(1)の③の御質問に御答弁いたします。御指摘の場所については何度か確認させていただきました。先日の山口議員の質問の中でも少しお話ししましたが、路上駐車については生活道路の安全性の確保の観点からも行政区、警察、消防が連携して継続的に取り組まなければならない問題であると考えています。特に狭い生活道路の路上駐車については、緊急車両や消火活動の妨げになるおそれもあることから、この危険性の周知を図るとともに、駐車禁止区域の規制も視野に、今後も与那原警察署や東部消防組合、行政区と連携して協議してまいります。先ほど合意形成の話があったと思うんですが、それにつきましては、自治会長のほうから町長へ交通規制をするのであれば要請書を出してもらうことになります。自治会のほうでも総会もしくは評議員会のほうで意見を聞く必要があるかと考えております。以上です。 ◆松長康二 議員 えびす通りのほうは赤いポールを立てて、十字路から何メートル以内は駐車禁止という形で指定していますけれども、この赤いポールを立てほしいという場合は、それは町独自でできる部分なのか。それともそれも与那原署を通して地域からの要請があれば取り組んでいただけるのか。その部分を教えていただければ。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの松長議員の再質問にお答えいたします。ポールを設置してもらえるのかということなんですが、それにつきましては町道であればポールの設置は可能です。ただし、そこの近くの住民であったり、予算もかかることですので、財政課のほうとも調整しながら取りつけがあれば検討したいと思っております。 ◆松長康二 議員 了解しました。これは地域住民を含め、区の方々に話を聞いて、どうしても設置していただきたいというのであれば、またさらに要望していきたいと思いますのでお願いします。④に移りたいと思います。 東浜みたいに人口増の区もあれば、人口が減になってきている区もあります。今後は区の統合性の必要性も出てくると本員は考えてはいます。ただ、伝統のある旧6区とか、そういった部分は伝統を大事にしながら守っていきたい部分もあるのはわかります。ただ、その件について本町がどのような考えをお持ちか答弁いただきたいと思います。 ◎総務課長(城間秀盛)  松長議員の質問にお答えをいたします。本町の今年度5月末の住民基本台帳人口で1万9,006人となり、まだまだ人口増の傾向が続いております。東浜を中心に人口はふえておりますが、平成23年度から5カ年の各区の人口の推移を見ると、江口区、浜田区、大見武区、上与那原区で人口が減少し、その他の区では人口が増加をしております。特に中心市街地の中島区、新島区、森下区ではそれぞれ40人程度の人口増となっておりますが、それでも与那原町人口ビジョンによると緩やかに少子高齢化は進んでいく予想となっていることから、各行政区の運営の危機、コミュニティー機能の低下、そして行政区として維持が困難になってくることが危惧され、統廃合は避けては通れない大きな課題になることが予想されております。これまで何度も一般質問で取り上げられてきました小規模行政区の統合につきましては、平成21年度の審議会以降、具体的な検討は行われてきませんでした。今後は統廃合の課題を進展させるために、まず庁内体制の整備から着手をしていきたいと考えております。総務課だけではなく、庁内関係各課を網羅したプロジェクトチームを立ち上げ、町の施策として、まず総合計画での位置づけ、現状での課題等の情報収集、統廃合までの課題の抽出など、具体的な検討を進めていきたいと考えております。以上です。 ◆松長康二 議員 人口減少をしている区を聞いて、江口とか上与那原にはちょっとびっくりしました。逆にふえているものかなと思いますけれども、東浜に近い新島の中島とか中心部分、正直アパートがいろいろ建ってきている中、その分で人口がふえているかなとは、多分、数字的には思うんですけれども、実際本当にアパートに住んでいる人たちがずっと与那原にいるかというのは多分そうじゃないと思うんです。だからそういった部分も数字で見るとそうなってしまいますが、今後、検討委員会を立ち上げていただいた中で、今の区長たちにも意見を聞いていただいた中で、この話を進めていっていただきたいと思います。今回出した質問の中、中心的に全部東浜だったんですけれども、東浜住民じゃない方からもよく言われたりするんですよ。東浜がここまで発展して、全部東浜だと、ほかの区はどうなるのかという部分はあると思うんですが、実際、与那原町の中では多分、飲食においても、買い物関係においても、どうしても東浜が中心になっていると思います。なので、それだけだと与那原の発展にもならないはずなので、ほかの区もいろいろ要請とかがあるとは思いますが、その部分を今後一緒に取り組んでいけたらと思いますのでよろしくお願いします。 (2)MICE施設の進捗状況について。毎回出している質問です。①から③まで一括して聞きます。①のインフラ整備に関する進捗状況は。②防犯、防災に関する進捗状況は。③商業施設、宿泊施設に関する進捗状況は。について、各課から答弁をいただきたいと思います。 ◎企画政策課長(石川毅)  では、松長議員の2点目の御質問にお答えいたします。①と③を一括して答弁いたします。先ほど来、MICEのインフラ整備についてと、商業の宿泊についても何度か答弁をしているんですけれども、まず、先ほども言ったように、マリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンのほかに、県の観光整備課は、並行的に大型MICE施設整備運営事業者選定委員会という会議も立ち上げております。これにつきましては、先ほどのMICEエリアまちづくりビジョンと同様に、関係町村の課長並びに事務局レベルと、最終的には策定委員会であるトップの会議の中で町長も参加して今後詰めていく予定ではあります。それの中でインフラ整備等もたたきながら検討していくということになります。 ③につきましては、先ほども申しましたとおり、マリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンの中で配置計画、宿泊施設の配置計画、商業施設の配置計画、あわせて与那原町のまちづくり基本構想の中でも検討していくということでございます。以上です。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  松長議員の(2)②の御質問に御答弁いたします。松長議員MICE施設の防犯、防災に関する進捗状況ですが、昨年12月に与那原町、与那原警察署、与那原警察署は警備課、交通課、生活安全課、刑事課との2者協議を行い、平成28年1月20日には西原町、浦添署との2者協議を行っております。その後、与那原町、西原町、与那原警察署、浦添署、沖縄県警察署を含めた5者協議を3月末ごろに予定をしておりましたが、人事異動等もあり延期をしております。新しく就任した方については、それぞれ事務引き継ぎを受けているかと思いますが、確認の意味でも早急に5者協議を開きたいと考えております。以上です。 ◆松長康二 議員 インフラ整備とか商業施設、宿泊施設、先ほどから言っているように、マリンタウンMICEエリアまちづくりビジョンの中で今からの話し合い、配置の部分とかあるんですけれども、町が独自に何回か質問はしているんですが、誘致するに当たって、逆に自分たちが建てさせてくださいという、ホテルを建てたいですという話を進めているはずなんですが、その部分はどうなっているんですか。多分、商業についてもアウトレットモールみたいな建物を建てたいというところも、もしかしたらあるかもしれませんし、そういった部分を聞きたいですね。今、現状どういう話が進んでいるのか。それをまだ公表できる段階ではないのか、公表してもいいのか、その部分をお聞きしてもいいですか。 ○議長(識名盛紀)  暫時休憩します。午前10時43分 休憩 午前10時43分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 ◎町長(古堅國雄)  先ほどから申し上げておりますように、ことし、平成28年度、年度いっぱいにはMICEビジョン、あるいは与那原町、西原町とのすり合わせ等々を含めて配置計画がある程度見えてくると思います。ですから今全くたたき台という形のものを県としては模索していると私は思っておりますが、これも今月末までにはある程度努力をしまして、どういう案づくりをしているのか。そしてもう1つ、宿泊施設とか、町独自で考えているものはないかという御指摘ですけれども、これはMICE施設の配置が決まらないと、まだお互いの新聞紙上や、あるいは資料として出てきている配置は、あくまでも確定したものではないと。県当局がそう言っているわけですので、それを早目に配置計画を確定して、そして今おっしゃる商業施設とかそういうものがどういう配置にしたほうが一番理想的なのか等々を含めて、ことしの年度末までにはそういうものがある程度できるスケジュールになっておりますので、その後、平成29年度、おとといも申し上げましたが、DBO、デザイン、ビルディング、オペレーターまで含めた一括して発注をすると、県はですね。そういう考え方でいますので、そうすると、発注してしまいますとものすごいスピードで進捗していくと思われます。ですから非常に大事な時期なんですよね。ですから今月、非常に重要な月になりますので、これが一つ一つ、ある程度把握できれば、県も一所懸命だと思うんですが、短期間にこれだけのたたき台みたいな構想案をどこまで進めているのか、今は早く情報をキャッチしたいということで課長にも指示を出しているところでありますので、これがわかり次第、じゃあ与那原町としてはどの土地はどういう活用をしたほうがいいのか、水路沿いはどういうイメージを描いたほうがいいのか、あるいは山手はどう活用すればいいのか等々、さまざま出てくると思います。墓地計画にしましても全く無縁じゃありませんで、これもMICE施設と、あるいは土地開発、交通アクセスの整備等々、全て総合的に絡んできますので、ですから今月の末ないしは来月、延びても来月にはある程度、議論すべき内容が出てくるんじゃないかなという状況ですので、今の段階で町からどこに何をつくったほうがいいということは、まだちょっと勝手にというか、町独自でつくるものであれば別ですけれども、これは県とお互いしっかり意見を交換しながら、すり合わせをしていきながら考えないといけないものですから、できるだけBブロック、L字型のところは今おっしゃるように町が買い上げすることができれば、この活用とか、そのほかにも二、三ありますけれども、その辺も含めてしっかりと一つ一つ確認をとりながら進めていきたいと思っています。 ◆松長康二 議員 今確認したかったのは、宿泊施設にせよ、配置がどうこうの前に、自分たち建ててもいいですよとか、そういった業者とやりとりをしている中で公表できる部分はないのかということなので、その答弁をお願いします。 ◎町長(古堅國雄)  少し捉え方がずれていたみたいですけれども、宿泊施設についてはMICEが決定した段階から、ぜひ建設から運営まで参画したいという大手も出てきておりますし、それから建設はちょっと無理だけれども、運営はぜひ参画させてもらいたいとかというようなホテル業者専門の声も出てきております。そのほか、まだ確認はされておりませんけれども、どういうクラスのホテルが、宿泊施設が必要なのかというあたり。それからMICE施設のある東京ビッグサイトとかパシフィコ横浜とか、そういう大手企業のバックに大都市がある地域と、沖縄みたいな離島圏でMICE施設の周辺にどれぐらいの規模の宿泊施設が必要なのかというのは、やっぱり地域性がそれぞれあるみたいでして、そういう意味においては、ある専門家は4,000施設のボリュームの宿泊施設が当然必要になってくると言い切る方もおりますし、じゃあそのグレードといえばスリースターからファイブスタープラスアルファのプレミアムをつけた形の、そういう宿泊施設も当然要求されるであろうということでありますので、最終的には今4,000施設ということであっても、差し当たってオープニングの時点までに最低限の宿泊施設は何としてでも確保しないといけないと考えておりまして、那覇に移動して那覇に宿泊するということはできるだけ避けて、この当地で宿泊してアフターMICEも当地でエンジョイしていただくような形、そして与那原町民と、あるいは周辺地域との皆さんとのなじめる施設にできればという構想を描いているわけですけれども、これは会議が進むに従ってどんどん出てくるだろうと。今でもないわけではありませんで、二、三ありますが、今、公表は控えさせていただきたいと思います。 ◆松長康二 議員 正直この質問の中のインフラ整備、あと防犯、防災もあるんですが、ちょっと時間が余りないものでまた次に聞きたいと思いますけれども、ただインフラ整備は前回もやりましたけれども、一括交付金を使って宜野湾がコンベンション前の道路を整備したりする事業を、3月にちょっと話させていただきましたけれども、その進捗状況もどうなっているのか、本当に調べた中でできるのかできないのか、あれから3カ月たっていますけれども、その部分の答弁もいただきたいです。 あと防犯、防災に関しても、山口議員が防犯カメラに関する質問の中で、総合戦略人口ビジョン、5年計画の中で進めていきますという話だったんですけれども、前から要請しているのは地域住民の声をまず聞いてくださいと、防犯カメラに関して、防災に関しても。人口ビジョンとかそういった策定された中で町は進めていくはずですけれども、トータル的に今後のまちづくりにおいて地域住民の声が必要になるのではと思うので、まずそこら辺の地域住民との会話から始めていただいた中で、それを今からできるまちづくりの基本構想とか、そういったビジョンの中に取り入れていただきたいという要請をして私の質問を終わりたいと…、じゃあ、済みません、その答弁をいただいて質問を終わります。 ◎町長(古堅國雄)  これはもう当然のことでございまして、MICE施設が建設される、特に隣接した東浜住民の皆さんとしっかりと意思の疎通を図りながら協力態勢が組めるように、私も全力を挙げて委員会の中では提言も意見も出していきたいと思っております。ですから先ほど申し上げましたように、ぜひお互い風通しをよくしてスクラムを組んで取り組めるという形、これは絶対必要だと思いますので、特に東浜地区の皆さんとはですね。 それから先ほどちょっとありましたので、つけ加えたいんですけれども、人口増の問題、いつまでにどういう展開があるのかというのは、これは正直申し上げて非常に予測しがたい、しにくい要素があります。というのは、もし理想的にこのMICE施設が定着して発展の起爆剤となるような施設になりますと、これは大変なオファーが出てくると思います。ですから今、ある区はふえて、ある区は減っているといいますが、上与那原も減っているとはいいますけれども、新しい町道ができますよね。そうしますと、そこもワッとふえてくる可能性があります。あるいは与原や大見武、浜田あたりですね、浜田に入らないかもしれませんけれども、そういう地域、あるいはもっと需要が増大していった場合には、これは雨乞森とかあらゆる可能性のあるところまで広がっていく可能性は全くゼロではないと思いますので、その辺はその辺でしっかりお互い推移を見守りながら、学校施設にしてもそうですし、児童対策、待機児童もそうですし、全ての面にかかわってくると思いますので、これは油断しないでしっかり対応していくことにしましょう。よろしくお願いします。 ◆松長康二 議員 最後に1つだけ、先ほども言ったように、地域住民との対話から始めていただいて、それをまちづくりに反映させていただくよう要請して一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(識名盛紀)  以上で松長康二議員一般質問を終わります。 次に仲里司議員の一般質問を許します。〔仲里 司 議員 質問席に着く〕 ◆仲里司 議員 今の松長康二議員一般質問を聞いて、非常に勉強になりました。今MICEを含め、観光を含め、いろいろ町当局は一所懸命頑張っていらっしゃることを日々感じている中で、基本中の基本である住民とのさまざまな意見交換というのが非常におくれているような気がしました、今のお話を聞くと。やはり我々議会や行政の皆さんだけが与那原をリードするのではなく、住んでいる皆さんの意見を大いに聞き入れると、情報交換をするというのが必要なんだなというのが今の一般質問で強く感じさせられるところでした。ぜひその点は、ぜひ担当課長を初め、町長もその部分、もう少し数をふやしたほうがいいのかなと思いました。 あと、今人口増、減の話がありましたが、これも非常に興味深い議論でありましたけれども、今与那原町のこの土地の大きさからすると、マリンタウンや新たな道路をつくったところの地域開発は別として、今人口がふえている地域、結構集合住宅がふえているんですよね。これがふえたほうがいいのか、ふえないほうがいいのかという議論も我々はしなければいけない課題なんだなというのを感じているんです。やはり集合住宅がふえればふえるほど地域コミュニティーは非常に薄くなってくるなと、隣にいる人が誰なのかとわからないような状況がたくさんある中で、集合住宅をふやしながら人口がふえたからといって、我々はお祝いムード、祭りムードになっているときではないのかなということも考えさせられるような件でありますので、今後、我々もそういった議論も多くやっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。さて、それでは一般質問に移ります。少し順番を変えていきたいと思います。4番、2番、3番、1番でいきたいと思いますのでお願いします。 今、自治会長、区長を初め、民生委員も含めた地域の危険箇所点検について行ってきましたが、それを行った後、どのような対応を行っているかお聞かせください。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  ただいまの仲里議員の(4)①の御質問に御答弁いたします。与那原町民生委員、児童委員、協議会主催による平成28年度の地域環境危険箇所点検については、5月10日に行われております。その後、社会福祉協議会において危険箇所の取りまとめを行っております。要望書につきましては、6月の区長会で中身を確認していただき、6月下旬ごろに各関係課への要望書が届けられる予定となっております。その後につきましては、各課にまたがることですので、各課において対応を行っていきたいと考えております。以上です。 ◆仲里司 議員 今回、危険箇所点検を回らせていただいたんですが、当時担当していた課長ではないのかもしれませんけれども、1年前に危険箇所点検をやった箇所が、1週間前まで何も触られていませんでしたよというお話を聞かされたんです。ですからまた今度も危険箇所点検があるから、ああ、これは注意されている部分だから当日までに直そうやというような修理箇所等もあったと聞いているんですね。ですからそういったような状況であれば、この危険箇所点検の意味をなさないのではないかなと思うので、これは予算の関係上もあるとは思いますが、その件について、やはりそれを取りまとめた後、早急に対応する気があるのか。予算編成をいつ補正するのかお聞かせください。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  では、仲里議員の再質問にお答えいたします。仲里議員から指摘のあった点については、今後要請書が上がってきた段階で各課を集めて対策会議を開きたいと思っております。そこでこの件についてはどこの課がやるよ。いつまでにやるよということを確認した上で対応していきたいと考えております。予算の件につきましては、早急にできるものは早急にもちろんやりますし、予算がかかる分については9月補正、補正でもできない分については当初予算の計上と考えております。以上です。 ◆仲里司 議員 課長、間違いなく今お話しされたことを努力、努力というか行っていただけたらと思います。次にまいります。 与那原町にしかない施設を計画できないか。以前から提案をしてきましたが、雨天時の子供の遊び場についてどうお考えかをお聞きします。ちなみにきょう資料が配られておりました。これは私が言っているようなイメージを、どなたですかね、配って…、まちづくり課長ありがとうございます。私が言っているのはこの規模のものではないんですね。どちらかというと、学校教育課は御存じかもしれませんけれども、小学校のプールにある防風ネットを雨が降ったら、暑かったらこのネットを引いて日よけにしたり、また雨などが降っていないとか、日が余り強くないときにはオープンにしてというような可動式なもので、鉄骨をしっかり組んで可動式のテント生地なり、また防風ネットなりで雨を防げたり、また非常に熱いときなどでしたら日差しを防いで、非常に過ごしやすい与那古浜公園をつくってみたらどうかという提案なんです。この規模のもの、この大きさで言うと、与那古浜の規模でいったら大きくなると思いますから、金額的には若干上がるのかなと思いますが、このようなしっかりしたものではないんですね、私が言っているのは。鉄骨だけしっかりしていれば、ワイヤーを中から通して引っ張り込めば幾らでも開け閉めができるという感じで、台風とか風の強いときはオープンにしておいて、何の事故等が起こらないような対応ができるだろうなというふうに思っているので、そこまで足場を強化しなくても。そのかわりこれがあることによって、今現在、沖縄県で過ごしている子供たちって、もう自宅にいるか、大型スーパーに行くか、一部そういう子供たちが遊べる施設にお金を払って子育てをしている現状があるんです。スコールだとか、また梅雨の時期だとかというと、本当にそういう施設がいっぱいですよ。多分、もう皆さんも御存じのとおり、ある大型店舗のゲームセンターなどは子供があふれているんですよね。そこで親御さんはお金を使って、何千円も何万円も使ってどうにか子供たちを遊ばさなければいけないという現状を考えると、そういう施設があることによって観光客、そして地元の皆さん、与那原町以外の沖縄県民の皆さんも、その公園に集まってきていろんなことをやってくるんですね。ですからそういったものを与那原町で初、先ほど松長議員からもありましたが、そういうパーク的な部分を、自然と雨の日でも楽しめますよという部分、また余りにも日差しが強いときも日焼けさせたくないからといって室内で遊ばせている親御さんたちが日よけ対策をしていただいている、そういう声にはうじゃうじゃと集まってくる可能性がありますので、それを予算立ててやるお考えはありませんか。 ◎まちづくり課長(比嘉義明)  議員の皆様おはようございます。仲里議員の2番、①、雨天時の子供の遊び場についてお答えいたします。まちづくり課としましても、雨天時の子供の遊び場としましては、公園の一角にビニール合成素材のシートを活用したドーム型テントの設置が上げられるものと考えておりました。配付資料のような、このような感じのドーム型テントと想定しておりました。しかし、都市公園事業においては、既存の公園にドーム型テントの設置のみを行う工事に対する補助メニューがございません。事業化のための財源確保としましては一括交付金の活用による事業採択が考えられます。議員がおっしゃるように、雨天時の子供の遊び場を創出する趣旨は御理解できます。しかし、提案していただいている予算のかからないものと、私たちが考えている堅固なものとのそごがございますので、すり合わせをさせていただき、財源確保も含めて検討させていただきたいと考えております。また、取り外し可能なものとしまして天候を見ながら、いつ、どのタイミングで設置、撤去を行うのか、また設置中の強風に対する安全対策、また安全監視員の配置など、運用方法及び保管場所、これらのものを考慮しながら今後検討を進めていきたいと考えております。以上です。 ◆仲里司 議員 私も図面や絵柄を書いているわけではないので伝わりにくいと思いますので、私が言っている取り外しだとかということではなくて、ある程度それなりにしっかりした基礎で。ただ、風の影響等で倒れるようなものではない感じでつくったらどうかということですからね。少しまたそういう議論をさせていただければと思います。ところで、やはり財政なのかというふうに思いますので、これは私が言っている部分はそのパーツ、パーツの維持管理もしやすいんですね。これになると全体の維持管理になってしまいますので、そういった維持管理の部分もぜひ考えていただきたいと思います。そして財政面ですが、一括交付金を活用できれば非常にありがたいところなんですが、もしできないとなったときに、町民に問わなければいけないんですが、町民の皆さんからの目的税としての特別徴収ができないだろうかということを少しお聞きしたいんですけれども、税務課長、少しその件についてお聞かせください。 ◎税務課長(仲里武徳)  ただいまの仲里議員の御質問にお答えいたします。目的税ということでありますが、実際に法律上、定めがないものでありますので、法定外と。使途が決まっているということでは目的税ということで、法定外目的税というのが考えられるかと思います。できるできないについては細かく詳細を確認する必要がありますので、今お答えということは差し控えさせていただきますが、法律で、条例で定めて、その徴収の方法を今おっしゃった特別徴収、そういった方法も条例で定めることによって可能かとは思います。ただし、税の三原則、そういったものもありますし、また町民の理解、協力が得られるかどうか、そういったところも課題として上げられる税なのかなと感じておりますし、またそれが課題かと思っております。以上です。 ◆仲里司 議員 大体同じ認識ですね。町長、私があえてなぜそれを言ったかというと、今後、一括交付金という部分だけではなくて、やっぱり行政としてどうしても行いたい。町民も望んでいるというさまざまな案件が出てくるのかなと思うんですね。そのときに町民が納得し、そして町民が少しずつ自分らの持ち出しをしながら与那原町に施設なり、何らかの福祉なり、教育なりの目的を達するための特別な法定外目的税というんですか、そういったものをつくり込める1つのヒントになるのかなと思っておりますので、そういったものもひとつ、今後の勉強課題にしていただければと思いますが、その件について一言お願いします。 ◎副町長(照屋勉)  仲里議員の御質問にお答えしたいと思います。議員がおっしゃるように、自己財源の確保という意味ではこれから我々もいろいろなものを模索しないといけないと思いますし、今特定のものに対して利益を得る人が何らかの負担をしていただくという考えも確かにあろうと思いますので、これは先ほど税務課長からもありましたように、今後さまざまな観点から考えていきたいと思いますが、ただもう1つあることは、税金を納めている中で諸外国ではタックスペイヤーということで、税金を払った人がそれだけの利益を得るという考えもありますが、なかなか日本ではそういうことがまだまだなじまなくて、税金を納めた者があらゆるサービスを受けられるという考えもございますので、1つの改革という考えになろうかと思いますが、その目的に合った、利益のある人にそれなりの負担をしていただくということからしますと、当然本人も、利用する方もいい施設、あるいはそれなりの理解が得られれば払ってもいいという考えもあるでしょうし、その点を含めて少し検討をさせていただきたいと思います。以上です。 ◆仲里司 議員 ふるさと納税的な部分の、目的を決めてやるのもオーケーですし、また地域からそういう目的を達成するためにそういう協力を願う。そしてそういった税を含めて考えていく中で、今与那原町は、どなたかの一般質問だったかわかりませんが、庁舎の建てかえであるとか、給食センターであるとか、福祉センターであるとか、いろんなものを考えていくと箱物事業もまだまだ続いて行くのかなということを考えると、予算的には今後厳しくなっていくことも予想される。ただ、町民の多くは求めてくる可能性がありますと。そのときに、それでは選択方法の1つとして、我々がしっかりとそれを学んでおいて、町民に提案できる策というものを持っておかなければいけないのかなという思いで提案をさせてもらっていますので、ぜひ今日聞いて、右から聞いて左に流すということではなくて、しっかりとめて調査をしていただければと思います。 続きまして、MICE関連についてです。一部の事業者は抜いて、商売をされる方はそれなりに利益を得るでしょうから、それ以外で町民に対してのメリット・デメリットを聞かせていただきたいと思います。またデメリットがあるのであれば、町民にデメリットを与えないためにどうすればいいのか。そしてメリットについては恩恵を得られる方法はどういった形で恩恵を得られるのかお聞かせください。 ◎企画政策課長(石川毅)  では、仲里議員の3点目の御質問にお答えいたします。まず、町民への主なメリットについて御答弁申し上げます。まず1点目といたしましては、MICE施設での催し物を行うことで、与那原が全国的、全世界的に知れ渡れるようになり、町民が誇りを持ち、愛町精神が養われるのではないかと考えております。2点目に、施設への県外、海外からの観光客や来訪者がふえることにより、まちに活気が生まれる可能性が見えてくると考えられます。3点目には、商業施設や宿泊施設を誘致することにより、雇用の場がふえ、消費の拡大により地元経済の底上げが生じる可能性があります。4点目が最大のメリットと考えておりますが、MICE施設でのコンサートやイベントなどの芸能、音楽的催事、博覧会や見本市などの文化的、芸術的催事に町民が直接触れ、与那原町に生まれてよかった、与那原町に住んでよかったと思うことで、町民の幸福度や生活レベルの質の向上が見込めることだと考えております。次に町民への主なデメリットについて御答弁申し上げます。MICE施設の誘致が決定した当初から指摘されていることですが、まず1点目といたしまして、広域道路網、交通網整備がおくれることによる大規模交通渋滞の発生。2点目に、宿泊施設の不備による素通り観光に陥る可能性があること。3点目に、ごみ、振動、騒音などの環境問題の悪化。4点目に、事件、事故などの増加による治安の悪化などがデメリットとして考えられます。1点目の大規模交通渋滞の緩和対策といたしましては、国道、県道のみならず、町道においても道路網の構築が必要でございます。加えてLRTを含む新公共システムの導入も検討すべきだと考えております。また陸上交通の緩和対策のほかに、海上交通や航空交通も含めた総合的な交通体系の検討が必要となります。企画政策におきましては、平成28年度に与那原町総合交通基本計画、平成29年度に総合交通戦略を策定し、その基本計画及び戦略の中で大規模交通渋滞の緩和対策を取りまとめる予定でございます。基本計画及び戦略を確実に実行することで、大規模交通渋滞に対する町民へのデメリットをメリットに転換できると考えております。以上でございます。 ◎生活環境安全課長(比嘉哲也)  先ほど石川課長から答弁のあったデメリットの3点目と4点目について御答弁します。3点目のごみ、振動、騒音の問題の悪化、4点目の事件、事故等の増加による治安の悪化、それ以外にもさまざまな問題があろうかと考えています。対策については、今後も関係機関や地域住民と協議を重ねて、デメリットを少しでも減らせるように努力していきたいと考えています。特にごみ問題については、大型MICE施設が建設されることにより、ごみの量がふえ、東部清掃施設組合への負担金の増が見込まれます。また東部清掃組合のごみ焼却処理能力に限度があるなど、今後はごみの減量化の対策、ごみ処理の広域化を推進していきたいと考えております。 ◆仲里司 議員 デメリットの対策に向けて、いろいろ努力をしていただくしかないなと考えていますが、少しまだ遅いのかなという気はしています。道路もそうですし、ごみ対策とか騒音対策、事件、事故に関してもまだ遅いなと思っていますから、絶対デメリットにならないように全力を尽くしていただきたいと思います。そしてメリットについては非常にわかりづらいなと、ぼんやりしていて何となく言わなければいけないから言ったんだなという感じのメリットになっていますが、このメリットを生かしていくことに関しては、1番の観光について、やっぱりアフターMICEなのかなというふうに思っているんですね。コンサートもただで与那原の人だけは聞けますよというわけではないと思いますし、いろんな展示会でも入場料無料ですよと言ってくれるんだったらいいんですけれども、行けなかったら何もならないわけですね。ですからそういった対策を石川課長がやっているんだったら非常にありがたいんですけれども、そうじゃなければ一部の人たちで恩恵を受けるのかなと感じますから、少しその点を含めて、ちょっとアフターMICEを含めた形でお聞きします。 与那原町の観光についてですが、町の考える自信と責任を持ち、さらに町民にも大きな恩恵を与える可能性の高い観光とは何か。それに対する予算を含めた計画をお聞かせください。 ◎観光商工課長(上原丈二)  議員の皆さんおはようございます。それでは仲里司議員の1点目ですね、与那原町の観光について御答弁申し上げます。本町の最大の観光は与那原大綱曳と考えております。大綱曳には県内外から毎年1万5,000名余の集客があり、沖縄の三大綱曳として高く評価されております。与那原大綱曳は、曳き清らさ、勝ち清らさ、敗き清らさの与那原の精神により、町民の融和と団結を育んできており、第33回与那原大綱曳まつりにおいて、大綱曳のまちを宣言しております。平成27年度にはこの大綱曳の参加型のモニターバスツアーを開催し、35名のツアー参加者がありました。参加者の中で6名はメーモーイとして参加しており、祭りに参加できて非常によかった、また参加したいとのことでした。今年度も参加型バスツアーを行いますが、次年度以降は旅行社と大綱曳バスツアー等の商品開発に向け調整してまいります。今年度はテレビCMやラジオCM放送も予定しており、これまでにない集客を見込んでおります。そして将来的にはこれらの事業を独自で行っていけるような観光協会の設立に向け、観光関係の事業所とワークショップ等により準備検討を行っております。そしてさらに今年度の与那原大綱曳はダイドードリンコ主催の日本の祭りに沖縄県を代表して選ばれており、県内外へ与那原大綱曳が広くアピールされます。この放送は神事である与那原大綱曳の全体像を放映すべく、アブシバレーから始まり、本番の大綱曳まで一連の流れを取材し、9月初旬には1時間番組として琉球放送で放映が予定されておりますのでごらんください。 そして先ほどのMICEの関連ですが、本町の観光としては2020年に供用開始予定の大型MICE施設を起爆剤として地域の活性化を図るため、MICEを目的に集まる人たちが本町で消費してくれるよう、アフターMICE等の観光商品の開発を行い、今後はそれを一般の方々にも活用できるようにしていく予定であります。今年度、本町ではMICEを核とした地域産業基盤構築事業を実施します。その中で本町の観光資源の洗い出しを行い、その観光資源分布図としてアウトプットを行います。その中で町の持つ産業や文化、自然環境、遺跡、町民の持つ生活文化で観光資源として活用できるものを拾い上げ、整理することとなっております。それらの資源の中からアフターMICEに活用できるものを抽出し、アフターMICEメニューを5件開発することとなっております。しかし、アフターMICEメニューを構築しても、実際にはMICE参加者が複数のコースの中から好きなコースを選択するため、必ずしも町のこのアフターMICEを使ってもらえるとは限りません。よって、本町のアフターMICEを使ってもらう施策が必要と考えております。沖縄県とも連携し、MICE運営者との契約の中に、地元のMICE商品を優先的に取り入れる等の文言を追加してもらい、アフターパーティーや文化、芸術鑑賞、そしてMICEの参加〈…聞取不能…〉等で、できるだけ地元で開発したMICEメニューを使ってもらえるような施策を打っていく必要があると考えます。これが地元への経済波及効果へとつながると考えております。 さらに次年度におきましては、観光実施計画を作成し、今後の与那原観光のあり方や新たな観光資源を商品化していく取り組みに着手していく予定であります。先ほどの大綱曳関係の予算ですけれども、今回、祭り補助としまして支度の衣装250万円、花火150万円、メーモーイの衣装等で50万円、大綱曳バスツアーで50万円、大綱曳記録映像作成で310万円、テレビ・ラジオCM放送等で210万円ということでトータル1,020万円の予算を計上してあります。そのほかに与那原の観光を魅力アップといいまして、いろんなバスツアーや与那原ピーアール事業、まち歩き体験を含めたバスツアー等で合計770万円の予算を計上してあります。以上です。 ◆仲里司 議員 課長すごい予算ですね、一番びっくりしたのが与那原町の一番の観光は大綱曳である。バスツアーで35名も引っ張ってこられたという話を聞いて、与那原町の観光は35名なんだなというふうに残念に思いますが、いたずらをするつもりではないんですね。この予算のかけ方をして、おおよそどれぐらいの皆さんが年間を通して与那原町にいらっしゃるのか。そしてそれに対するさまざまな恩恵なり、また誇りだとか、自信だとかという部分がどのように持てるかということがメーンだと思います。今お話を聞いている中だと余りにもぼんやりしている点と、スケールが余りにも小さすぎていらっしゃらないのかなと思ってしまいますし、またMICEを活用する皆さんにそういう附帯で何とかをつけるという話をしても、前回もアフターMICEの件はお話ししましたし、その他の地域のMICEを視察されている方も多くいらっしゃると思いますが、そんな感じではアフターMICEはとれないですね、実際。それが契約事項になるとかそういうことではないです。MICEを活用していただくのにどれだけ金を使ってでも来ていただかないと困るというような現状になりつつあるんですよね。ですから今のお話だと非常に答弁用につくったのか、もしくはやれと言われているからその仕事をしているのかなとしか感じないんですね。ですから、何か大きな起爆剤がなければアフターMICEというか、与那原町の観光というものは厳しくなるのではないかと思っていますが、その点について、綱曳もいいんですけれども、この何日間かだけで終わってしまっては非常に残念でしょうし、それで1,000万円使ったから今綱曳資料館に人がどんどんふえていきますということでも想定しづらいと思うんです。その点についてどうお考えなのですか。 ◎観光商工課長(上原丈二)  仲里司議員の2点目にお答えしておきます。今現在、町の考える自信と誇りを持ちということからしますと、今は大綱曳しかありませんので、今後、観光について何を起爆剤として、さらに1年間通して与那原町にお客さんが足を運ぶ施策としてどうするかにつきましては、今後の、次年度の観光実施計画の中で具体的に商品化も含めた形で取り組んでいきたいと考えております。以上です。 ◆仲里司 議員 課長、町長、非常に残念な答弁だなと思います。少し話は変わりますが、6月4日土曜日に県民所得の沖縄県の市町村の平均等が出ておりました。県民所得4.1%増という形で出ておりました。これに関しては、建設業やサービス業が増加して県民所得が上がってきていますよというのがあるんですが、ちなみにですが、お隣の南風原町、前年度比で3.1%、これは203万2,000円という状態です。中城村も北中城村も200万円を超えております。また、お隣西原町も3.3%増で199万7,000円となっているんです。しかし、片や我々与那原町はと見ると0.5%の増で184万円という形になっております。お話を聞くと与那原町には若い人口もふえて、労働力人口がふえているのではないかと捉えられるんですが、これは多分、県民所得はあれですよね、生まれた方からお亡くなりになる方までの平均等を含めて調査した金額になってくるので、本来は上がってきておかしくないのかなと思いますが、これがこのような現状ということを考えると、やっぱりサービス業を強化していかなければ、アフターMICE観光ですね、いかなければいけないという中で、今のようなお話だとどうしようもないのかなと。予算だけ使ってしまって終わってしまうのではないかと思いますが、その点について大きな構想というのを町長考えてみる気はありませんか。私は、これはあくまでも1つの提案ですが、オリオン通りあたりを沖縄の昔の衣装を着た方々が料理やお酒、そしていろんな文化、芸能を提供する通りに改革してはどうだろうかと。それに対する補助金や衣装代に対する補助金というのも出していったらいいんじゃないかと思うんですね。今聞いているような1,000万円だとか、700万円だとかという予算ではなく、それを県外の方、そして国外の方がいらっしゃったときに、沖縄をイメージした形の通りがあり、そこで飲食しながら文化を見たり、文化を一緒に体験できるとか、このお店は三線を教えるお店ですよ、軽く飲みながら三線を習うことができるお店ですよというのもおもしろいのではないかと思います。 そしてもう1点、沖縄と中国というところは非常に関係が深い地域であります。そこを考える上でもなぜ長崎、なぜ横浜に中華街があるのか。与那原のえびす通りあたりからどーんと中華街にしたらどうですか、沖縄中華街、非常にお金がかかるものではないんです。しっかりコンセプトを立てて、そこのある程度の外観の補助をするのとピーアールをしていくことにより、沖縄中華街としてスタートできるのではないかと思うんですね。そこにある程度の商社も入れることにより、お互いが小さな商売もやっていける。個人ビジネスでだってやっていけるというようなものも可能になるんですね。ですからそういう大きなものをどーんとやって、沖縄に来たときに中華へ行きたいなと。その沖縄の文化を体験しながら酒を飲んだり、食事をしてみたいなと。じゃあオリオン通りへ行ってみよう、そういったことができることにより、那覇に泊まらなくても与那原に泊まってみようという感じでホテルの活用ができるのではないか。そういった大きなスケールで観光を考えていただきたいと思いますので、その件、町長から答弁をいただいて終わります。 ◎町長(古堅國雄)  今、仲里議員の御指摘、これは私も構想としては全く同感でありまして、長崎にせんだって視察に行きました。非常に沖縄と与那原と、何かイメージがダブるぐらい夜の街、あるいは中華街、私も以前から中華街を何とかつくれないものかなという思いはずっと持ってきて、あらゆる場で、あるいはまた台湾関係の有識者とお会いするときも進出する意欲がないかどうか等々含めて、これまでも努力しているつもりなんですが、ただ、どうしても与那原の現状といいますか、那覇から見れば何か小さな東海岸の田舎のまちと、ちっぽけなまちというイメージがあるらしくて、ですから今度のMICEができることによって非常にイメージアップ、あるいは東海岸の拠点としてのイメージアップにつながるだろうと思っておりまして、ですからただ観光、観光というだけでは、観光だけの時代は終わって、観光とツーリズムの時代に入ったと専門の学者は言います。ですから私は大型MICEが完成する時点で、もう既に第九のオーケストラのスケジュールを、ぜひ、こけら落としにということで1万人規模のオーケストラが、これまでは四、五千名ですかね、那覇のほうで何年か越しにやっていますけれども、これは今度のMICE施設でということで、5年後の日程要請もあります。ですからこのMICEをきっかけにして今言うまち、水路沿いの観光客の対応、食べ物、これは以前から申し上げておりますが、北九州の水上店舗、これは全世界の食事がそこでできるんですよね、フランス料理、中華料理、和食を含めて。ですからそういう美味しいものが食べられるまちにしたいという思いをずっと描いてきたんですけれども、私はMICEという大きな起爆剤を何とかそれに絡めて、そして観光客がここで滞在して潤える。理想的なコンパクトシティーとしてのイメージは非常に重要な御提言だと思いますので、これはみんなで、どうしても食べ物屋が少ない与那原、なかなか広がらないんですが、やっと少しずつふえていますので、どうぞこれからも促進していく、そしてMICEにつなげた国際観光都市としての体制づくり、これは絶対必要だと、全く同感です。 ○議長(識名盛紀)  以上で仲里司議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。午前11時38分 休憩 午後1時30分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 次に喜屋武一彦議員の一般質問を許します。〔喜屋武一彦 議員 質問席に着く〕 ◆喜屋武一彦 議員 こんにちは。一般質問、最初ですね、税・料等の徴収についてお伺いをいたします。本町の税の徴収率、普通税でよろしいです。それと給食費、使用料等の状況はどうなっているのかお聞きをいたします。 ◎財政課長(上原謙)  皆さんこんにちは。それでは喜屋武一彦議員の税・料等の徴収について。①と②を一括して答弁したいと思います。まず、町税の収納対策委員会を財政のほうで見ておりますので、全体のとりまとめを私のほうでやっているということで、今回答弁することになっておりますのでよろしくお願いいたします。町税ですね、全体で98.6%です。前年度の伸びが0.6%、内容につきましては町民税が99.1%、前年度の伸びで0.3%増です。固定資産税が98.1%、1.1%の増です。軽自動車税97.4%、1.5%の増となっております。国民健康保険税につきましては80.1%、前年で0.6%の増、こちらまでが税となっております。後期高齢医療保険料につきましては96.9%、マイナス0.4%、保育料93.2%で、マイナス0.5%、幼稚園保育料98.4%で、3.8%の増、町営住宅使用料99.6%、マイナス0.4%、学校給食費、料になっております。87.5%、マイナス2.2%、町有地料借地料が100%で0.5%の増となっております。以上でございます。 ◆喜屋武一彦 議員 今の説明からしますと、税に関しては、近年は大分高率ということで、町の事業、予算を組み立てる上でもかなりインパクトが高いのかなと思っております。そこで、この普通税、与那原町の一般会計に占める割合というのは大体どれぐらいかおわかりでしょうか。単純でですよ、これから見ると約20%ぐらいなのか。 ◎財政課長(上原謙)  町税の収入に占める割合は大体20%、2割強という形になっております。以上です。 ◆喜屋武一彦 議員 一般会計に占める割合が約20%、ということは、それ以外は国、県からの交付税だと思うんですが、それでよろしいですよね。やはり2割が自己財源ということで、大分与那原町を含めて厳しい財政事情の中事業をやっているということになろうかと思います。そこでこの8割、ちょっと時間がありますので、国税の話もしてみたいと思います。8割が国、県等から入ってくるということで予算が成り立つということなんですが、国においては平成28年度の予算規模でいくと、全体の予算が96兆7,000億円、そのうち実際、財源として、税金として入ってくるのが約6割、58兆円ぐらい。残りの37兆6,000億円は公債金、赤字国債ですね、それで成り立っているということになっておりまして、この6割の58兆円がどのような仕組みになっているかと申しますと、やはり1番が所得税、約17.6%、15兆5,000億円、次に多いのが法人税11.9%、10兆5,000億円、次に多いのが今問題となっております消費税ですね、それが11.4%、10兆1,000億円、あともろもろ揮発油税3.0%、相続税、酒税、たばこ税、その他の税で10.3%、9兆1,000億円。ピンとこないかもしれませんが、そのピンとこない中で印紙税というのがありましたので、この印紙税が3.9%、3兆4,000億円、仕事柄、無造作に印紙を張っているわけですね、私らの事業所も。ちょっと気になったものですから、私らの事業所で一体、印紙をどのぐらい張っているのかなという思いで、平成27年度分をちょっと調べました。これは私らが払ったのではなくて、お客さんからお預かりをした額ですので堂々と発表できるのかなというふうに思いましたので、ひとつ参考程度に申し上げたいと思います。うちの事業所で、平成27年度中に張った印紙は1億1,500万円ぐらいありましたので、そういう意味では全国の地方の中でも、やはり沖縄は不動産関係等が今活発に経済的にはいい方向にいっているので、うちの事業所でこのぐらいなので、やはり全体的に見ると相当の額の印紙税を払っているんだなということでつくづく思った次第でございます。この国税の予算なんですが、取りっぱぐれはないそうでございます。国は国税といっても、法律で査察権とか持っておりますので、残らず全て回収をするということになっていて、それをもとに全国に予算を投入するということで、やはり税に関しては厳しく対応しているというお話でございました。そこで我が町に戻りまして、我が町にも滞納がこれまでの数値からいきますと、相当の額の繰り越し滞納金があるようでございますが、その辺、我が町といたしましては、この滞納者ですね、それに対しての対応をどのようなやり方といいますか、どのような対応をしているのかどうかお聞きをしたいと思います。 ◎財政課長(上原謙)  喜屋武一彦議員の再質問にお答えいたします。答弁については、税と料の観点ですね、全体の取りまとめという形から御説明させていただきます。まず税の観点から、滞納から滞納繰越部分までの流れについて御説明いたします。まず、納期限後20日以内に督促状を発送しております。督促状をした後に電話督促を行っております。その後、1カ月以内に納付または連絡等の約束がとれない場合は催告書をお送りしております。それでも連絡がない場合は自宅訪問であったり、電話を再度行って納付の催告を行っております。その後、相談等がない場合は差し押さえの予告書を送付しております。それでも納付、相談等がない場合は、地方税法や国税徴収法に基づき財産調査等を行い、最終的には滞納処分を行っております。 続きまして、料の観点から徴収の流れについて御説明いたします。まず、税と一緒で納期限後20日以内に督促状をお送りしております。督促状を送った後に催告書を送っています。それでも納付の連絡等がない場合には催告書を送って訪問、また夜間の電話督促等を行っています。それでも納付相談がない場合には、最終的にはまた電話督促であったり、訪問をしているというのが現状でございます。以上です。 ◆喜屋武一彦 議員 町としては、一連の流れを、今説明を受けましたので、そういう感じで税収を上げていくと。料に関しても回収していくというお話でございましたが、やはりただ口で言う、電話で言うとなると、やはり最終的には納税者もそれなりのところをクリアしていけば、また一定期間逃れるのかなということにもなりかねないので、最終的には書面、契約書等を交わしながら、最終的に判断ができるような徴収方法の仕組み、それも1つのマニュアルとしてつくっていたほうがいいのかなと私は思いますので、最終的な段階に行く場合を踏まえてのあらゆる手段、それの対策としてどっかに持っていたほうがいいのかなと思っておりますので、その辺をまたいろいろな方面から、いろんな角度から研究をしていただいて、やはり滞納がないような仕組み、これがひいては与那原町の予算の、限られた予算で最高の仕事ができるような体制になりますので、その辺をぜひとも研究課題として持っていただきたいと要望をしておきます。 次、マリンプラザあがり浜売買の状況についてお伺いをいたします。去年の6月にも質問をいたしましたが、ことし平成28年5月31日までの期限ということで答弁をいただきましたが、このマリンプラザあがり浜に関しての契約書を見たことがないんですが、一般論で質問をさせていただければ、契約者はどこなのか。売買金額は幾らなのかお答えできるでしょうか。 ◎企画政策課長(石川毅)  では、喜屋武議員の2点目の御質問にお答えします。まず、売買相手といたしましては、金秀建設株式会社となっております。土地の売買先が金秀建設でございます。売買金額につきましては、19億4,698万9,708円となっております。以上でございます。 ◆喜屋武一彦 議員 今回、先日も同僚議員の質問の中にあったんですが、相手から回答があったというお話を聞いておりますが、この契約書に基づいた買い取り方法、これはいろいろありますが、口頭であったり、書面であったり、いろんな方法があると思いますが、今回の回答の具体的な回答といいますか、その辺はどういう形で受けておりますか。 ◎企画政策課長(石川毅)  喜屋武議員の2点目の御質問にお答えいたします。まず、平成18年12月に締結した事業用借地権設定契約というのがございまして、その中で、条項でうたわれております。さらに借地権につきましては、平成19年5月31日に策定した事業用借地権設定契約公正証書というのがありまして、その手続に、今までの手続については、その失効状況等については契約書等の内容と全て同等に対応しております。以上でございます。 ◆喜屋武一彦 議員 この契約書ですが、私も中を見ていないので一般論としてのお話ですが、やはり行政もいろいろ首長もかわってくるし、担当もかわってくるし、相手方も法人会社でありますので役員の改正等々があって、最終的には契約書、これが一番大事な契約書でございますので、その辺、行政と法人ですね、先ほど税の話でも、また町と町民との大切さからいっても、この契約書は大切なものになりますので、その辺、ぜひ行政、町長にもそうなんですが、専門の顧問弁護士等もおりますし、その辺のアドバイスもいただきながら、町に対して不利になる内容にならないように、慎重にも慎重を期してぜひ進めてほしいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎企画政策課長(石川毅)  喜屋武議員の再質問にお答えいたします。先ほどの契約書等の処理につきまして、当然のことながら担当も含めて条文、条項全て前任者から引き継いでおります。その中で今後の手順ですね、この1年間の手順については当然相手方の金秀建設とも協議しながら、最終的には今回の買い取り申出書が出ておりますので、今後も所有権移転まで金額の、購入金額の入金も含めてなんですけれども、今後1年間協議しながら、今後検討して対応していきたいと思っております。以上です。 ◆喜屋武一彦 議員 そういうことで慎重に進めていただきたいと思っております。そこでこの契約が成立して、今後の対応となるんですが、所有権が企業に移ることは移るんですが、やはり移っても与那原のまちにあること自体は変わりがないので、その辺、契約書にはどういうふうにうたわれているかわかりませんが、仮に所有権が移転して、向こうがいろんな事業として使ってくる場合に、我が与那原町としては、先日もありましたが、どのような要望とか期待とか、その辺をどこで出てくるところに等々含めて、何かあればお伺いをいたします。 ◎企画政策課長(石川毅)  5月31日に出した買い取り申し入れ書の調整の前段のほうで、先方の役員の方も見えていまして、今後、買い取りしたいということと、1年後の所有権移転につきましてはそういった形でいきましょうということになりました。当然ながら、MICEが来たことによって、おとといも答弁で申し上げましたけれども、隣接する有利な土地というか、非常に重要なエリアになると思われますので、今後の土地利用については、ぜひとも町の考え方とか、土地利用についての意見を聞きながら今後の金秀建設の跡地利用については検討してくださいということはお願いしております。さらに6月15日、来週になるんですけれども、正式に社長も含めて、役員数名程度が町長室に見えますので、そのあたりにでも確認しながら、今後土地利用について一緒に考えていきましょうということは申し伝えております。 ◎町長(古堅國雄)  場所が場所だけに、与那原町の将来にとって非常に大事な位置づけになると思います。それで半年ほど前でしたか、社長と何名かの役員が町長室に挨拶に見えたことがあるんですが、そのときにこの土地に対しても契約の日時も迫ってきますし、買い上げるか、あるいは更地にして返してもらえるか、意思表示をきちんと早目にしてほしいということで、私のほうで申し入れをしましたら、その後、社のほうで買い上げる方向で決まったという情報が入りました。そのときに私のほうで強く申し入れをしております。これはまちづくりと非常に重要に関係する、影響を受ける場所ですから、ぜひまちづくりには協力方お願い申し上げたいということで申し入れをしましたら、口頭ではありましたが、全面的に協力していきたいというお話もありまして今日に至っておりますので、これからも積極的にこちらからまちづくりに対する協力要請、あるいは社のほうでどういう構想を練っておられるかまだ聞いておりませんので、それを聞いて、しっかりと話し合い、意思の疎通を図りながら協力体制がとれるように進めていきたいと思っています。 ◆喜屋武一彦 議員 ぜひその辺は、やはり協力体制をとりながら、どうしたら我が与那原町のためになるか。そういうものをぜひ機会あるごとにやっていただきたいと思います。なぜかといいますと、所有権が移って、今話があったようにMICEが来るということで、単なる不動産の価値観の売買とか、そういうものに使われると、やはりこれまで築いてきたまちづくりの進め方等々にも大分影響が出てくると思うんです。その辺は、ぜひ相手方の企業には頑張ってもらった恩もあろうかと思いますが、やはりそこは環境が変わったから、はい、じゃあ、それでまた次の企業にという話にはならないような体制づくりといいますか、協力体制もぜひとっていただきたいことを要望しておきたいと思います。 最後に、今後の県政への要望、期待、要請対応とありますが、実はこれは県議選挙が6月5日にありまして、本来は新しい県議に対しての要望と書きたかったんですが、どちらさまが当選するのかわかりませんでしたので、こういうふうな書き方をしております。幸いにして、私ども与那原町の同僚議員、全ての支持者が当選をしているようでございますので、そういうことも含めまして多ければ多いほうがいいと思いますので、その辺をぜひまた県政をパイプとして使ってほしいという意味で質問をしております。①は、MICE施設の件。含めて全部一括で答弁をいただいて終わりたいと思いますので、道路整備の件、県道、町道等の問題。行政全般に関する件。その辺を含めまして新しい議員に何か期待と要望を、現実的にこれをやってほしいとかがあればお聞きをしたいと思います。 ○議長(識名盛紀)  暫時休憩します。午後1時55分 休憩 午後1時55分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 ◎町長(古堅國雄)  今後の県政への要望、期待、要請ということで、MICEにかかわる御質問ですが、一番大きな課題でもありますし、また要素を占める影響力の大きい、筆頭に挙げられるのが交通アクセスだということで捉えておりまして、国道バイパスは予定通り整備が進んでおりますし、今度要請として出しましたのは開通、一部供用開始後、できるだけ早目に4車線の取り組みをしてほしいということで、これも強く申し入れをしております。国道事務所としても全力を挙げて協力したいと。それから県道に関してですけれども、東浜にあります県道糸満与那原線、これは将来を見越して幅員を大きめに整備を進めて今日に至ったわけですけれども、私は正解だったなと思っております。ですからこれを国道331号と交差する江口のほうでとめて、とまっておりますけれども、これをぜひこれからMICE施設ができることによって、また交通対策として嶺井部落、古堅部落、東道路に向けて、県道糸満与那原線の整備。これを強く県のほうに申し入れをしております。まだ返事は来ておりませんが、ある程度、町の意思というものについては受けとめてくれているんじゃないかと期待をしているところであります。それからゆめなり橋から運玉森の329号バイパスへのアクセス道路としましても、MICE施設の隣にあります臨港道路、これもできましたら今のゆうゆうのあたりから、ゆめなり橋あたりですね、そこに置きかえられるんでしたら、ぜひこれも考えてほしいということで、そうなりますと、ゆめなり橋まで県道、臨港道路ということになりますと、その延長線上にあります与原を横断して運玉バイパスにつなぐ、この県道も、これは本当に那覇空港からバイパスを使っておりてくる。MICE施設へのアクセス道路としてこれは非常に重要な役割を担ってくると思っていまして、これも強く申し入れをしております。国道事務所とは打ち合わせを着々と進めておりまして、十分可能だという感触を得ていますので。さらにそれを今後どう延長させるか。これは町道整備も頭に入れて、全体構造を考えていかなければいけないだろうということで、道路については国道、県道、町道、これは具体的にしっかりと一つ一つ取り組んでいきたいと。交通アクセスの陸上の部分においては大体、大まかにいって今のような道路整備ですが、那覇空港と、クルーザーが那覇港に入港した場合に、今3隻が同時に入港しますと、完全に交通麻痺を起こしてしまうという状況が出ていまして、那覇与那原間、道路整備はきちんとしたにしても、今後の観光客増、陸上交通の、特にMICE施設で何か催し物があった場合には大変な交通渋滞が予想されますので、場合によっては海上、先ほど石川課長からもありましたが、海上輸送、これは総合事務局にも申し入れをしておりますが、今のヨットハーバーの沖合、海水浴場の沖合になるかわかりませんが、このあたりに大型クルーザーの接岸バース、コンテナバース、特にMICE施設は貨物が展示会場のブース設営とか展示物とか、大変な貨物の移動が予想されますので、ぜひ将来はここに港湾設備をしてほしいということで強く、まだ3週間ぐらいしかなりませんけれども、強く申し入れをしております。そういうことで、交通アクセス対策についてはおくれがないように。それから国道329号バイパスの北進についても、サンライズ推進協議会一丸となって、国への要請とか県への側面的な、国会議員への要請とか、いろいろできる限りにおいてこれはもう精力的に強くプッシュ要請をしております。その他の建物の高さ制限とか土地利用、あるいは調整区域を市街化に向けての開発等々を含めて、これも場所を絞ってできるだけ効率よく土地利用ができるように、これも一つ一つ分析しながら、特に東浜地内の限られた土地についてはどう配置していくか。6月の会議からそういう具体的な県とのすり合わせが出てくると考えておりまして、全般的な取り組みについてもしっかりとチェックしながら進めていきたいと。 先ほどの契約書の問題についてはありがとうございました。これはもう間違いのないように、もしできれば行政側として、今普通の売買契約ではなくて、もっと考えるべきものがあるかどうか。これは顧問弁護士とも相談しながら有利な展開ができればと思っておりますので、御提言ありがとうございました。 ◆喜屋武一彦 議員 今、町長からいろんなお話がございました。やはりこれは与那原町だけでできるものでもありませんので、やはり県にまた県のパイプ役、国は国のパイプ役、そういうものをお願いしながら、早め早めの計画実行、実現をやってほしいなということを要望いたしまして一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(識名盛紀)  以上で喜屋武一彦議員の一般質問を終わります。 次に我謝孟範議員の一般質問を許します。〔我謝孟範 議員 質問席に着く〕 ◆我謝孟範 議員 通告に従いまして質問をしたいと思います。まず最初の質問は、運玉森散策道整備と保全についてでございますが、大見武3班から運玉森に、今散策道が形成されているわけですが、その町の考え方をまずは述べていただきたいと思います。 ◎農林水産課長(新里健)  議員の皆様こんにちは。それでは我謝孟範議員の1点目の①について答弁させていただきます。本町は運玉森、雨乞森と海に囲まれた地勢にあります。海側には板良敷沿岸線沿いに遊歩道が整備され、絶好のジョギング、散策コースとなっており、多くの町民の皆様が利用しているところでございます。本町の自然を生かしまして山側にも散策コースがあれば違ったロケーションとなり、かなりいいものができるものではないかというふうに考えております。ただ、運玉森等に遊歩道を整備する場合には土砂災害への十分な安全対策が必要になってくること。あとは遊歩道の清掃、周辺の草刈り等の維持管理費等がかかることが憂慮されてくると考えております。課題も多いというふうに認識してはいますが、町民の皆様の要望や意見等をお聞きしながら、整備の必要性やどの事業が導入できるかということも含めて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆我謝孟範 議員 運玉森の頂上から眺めますと、北は残波岬まで展望できて、それから太平洋、久高、津堅が見えるわけなんですが、いかに運玉森頂上から見晴らしをしますと、心も体も、私は健康になると思います。そういう観点から、今大見武3班から運玉森頂上までコースがありまして、そこに多くの皆さん方が散策している、そういう実情があります。そういう中で与原公園から真っすぐに伸びて、運玉3班まで里道が続いております。それから運玉森頂上から三津武嶽、三津武嶽から運玉森頂上までもちゃんと里道が形成されておりますので、そこを健康のためにも、また観光の一環としても整備して散策道をつくっていただきたいという思いがしているわけなんですが、その点、もう一度課長の答弁を願いたいと思います。 ◎農林水産課長(新里健)  それでは我謝孟範議員の再質問に答弁いたします。現在、我謝孟範議員から提案がありました散策道につきまして、少し図面上で確認させていただいて、里道が全てつながっている状況ではないにしろ、里道があるというのは確認しております。ですが、実際に現場、図面を見ながら、里道のほうも確認しながら、今後についても検討していきたいと考えております。以上でございます。 ◆我謝孟範 議員 それでは2点目についてお尋ねします。山肌がむき出しになっているということで、私は課長に何とか対処できないかということで申し出たわけなんですが、この点を、運玉森を保全する立場からも早急に対応策をとっていただきたいということなんですが、その点はどうなんでしょうか。 ◎農林水産課長(新里健)  それでは我謝孟範議員の質問に答弁いたします。我謝議員の指摘されている運玉森のむき出しになっている場所というのが、山頂付近の西原町寄りの場所と認識しております。ですが、現場は少し遠目から見たんですが、急な傾斜地となっておりますので、なるべく現場に行きたいと考えておりますが、なるべく現場の近くから確認しまして、造園業者等の専門家と対策について検討させていただきたいと考えております。また、対策の内容がかなり重要なもの、費用がかかるもの等になるようであれば、南部農林土木事務所と協議の上、対策を講じていきたいと考えております。以上です。 ◆我謝孟範 議員 それでは大きな2点目に移っていきたいと思います。 まず、墓地公園構想について。私は、以前も三津武嶽方面、それから今給食センターの上のほうにあります町有地を活用して早急に整備をしていただきたいということを質問いたしまして、検討するということでありましたが、現在、どういう状況になっているのか、その点を述べてもらいたいと思います。 ◎農林水産課長(新里健)  それでは我謝孟範議員の大きい質問の2点目について答弁いたします。我謝孟範議員がおっしゃっていました与原公園の上のほうと、給食センターの上のほうの町有地については図面上で確認をしているところでございます。実際に図面上でしか確認できておりませんので、現場のほうに行きまして、現場の状況、あとは傾斜等の地形等も確認をしながら、今後については我謝議員の提案も含めまして検討してまいりたいと考えております。あと、与那原町の今後の土地利用の方向もありますので、それも含めて、関係課と含めて整備については検討させていただきたいと考えております。以上です。 ◆我謝孟範 議員 整備は、墓地公園を対象に整備するのか、それとも森林公園として整備するのか、そういう見方がいろいろあると思いますが、どういう形でこれを整備なされるか。早急にやっていただかないと墓地公園との関連でおくれる要素がありますので、その点、もっと煮詰めて、早く煮詰めていただきたいと思いますが、その点どうなんですか。
    農林水産課長(新里健)  我謝議員の再質問に答弁いたします。実際に現場のほうを確認してみませんと、形状がどうであるとか、現状がどうであるというのが把握できない部分がございます。先ほども少し申し上げましたが、運玉森のほう、町長が先ほど答弁しておりましたが、道の計画等もありまして、町の今後の土地利用の方向も勘案しながら、実際に墓地公園、もしくは森林公園等の必要性も含めて検討させて、現場を見ながら検討させていただきたいと考えております。以上でございます。 ◆我謝孟範 議員 早急にこれを、現場をちゃんと確認して手を打っていただきたいと思います。それでは大きな3点目に移ります。 与那原綱がる商品券発行事業について。報告書は出ておりますが、決算、予算書が出ておりません。そして各業種、事業所別の取り扱い結果等がどうなっているのかが、これをちゃんと出していただきたいと思います。それからまた総括はどういう形で総括されたのか。例えば商工会独自に総括し、与那原町が独自に総括し、そして合同で総括して、全体のまとめたものを出すのかどうか。そういうものも含めて答弁願いたいと思います。 ◎観光商工課長(上原丈二)  それでは我謝孟範議員の3点目、与那原綱がる商品発行事業について。①から③まで一括して御答弁申し上げます。今回の事業は、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金、地域消費喚起型生活支援型を活用したもので、当初の商品券の消費喚起予定額はプレミア率30%加算の1冊1万3,000円の商品券を1,000冊予定で1億1,700万円、交付金額としまして3,761万3,000円の事業です。最終の商品券の換金額としましては1億1,619万6,000円となっております。商品券発行事業の交付金額は3,560万4,000円となっております。その内訳としまして、プレミア率30%分として約2,681万4,000円、商品券等の印刷製本費として314万円、事業実施に係る臨時職員の人件費2名分として216万8,000円、商品券販売手数料150万3,000円、のぼり製作や警備費、その他経費等で197万9,000円となっております。 続きまして、各業種、事業所別の取り扱い結果について御答弁申し上げます。今回は新たな消費喚起を目的として事業を実施しております。その結果、前回の平成21年度に実施しました綱がる商品券と比較しまして、建設業や車検等、自動車に係る業種の換金率が上昇しており、新たな消費喚起という点ではある程度の目的を達成したものと考えております。事業所別の取り扱い結果につきましては、1位が商店、食事で47.2%、2位が小売業で15.9%、3位が建設業で12.1%、4位が車検等自動車関係で8.1%、以下コンビニ、サービス業、不動産、旅行、卸業の順となっております。 続きまして、総括としましては、今回の交付金の目的である新たな消費喚起という点では、前回の商品券販売と比較して、建設業や自動車関係が大幅に換金率を伸ばしている点でおおむね達成できたと考えておりますが、ここに重きを置きすぎたことにより、商品券が町民の皆様に広く行き渡らなかったという点と、参加事業所の募集の段階で商工会員以外は参加費を徴収した点において、町内事業所全体への公平性を欠いたところが大きな反省点だと感じております。今後、同様な事業実施の際には、この点を改善し、町民の皆様及び町内事業所の皆様に広く満足していただけるよう務めてまいりたいと思っています。以上です。 ◆我謝孟範 議員 報告書は出て、今、課長は報告書の報告をしているわけですが、予算書、決算書はやはり文書として提出してもらわないと。監査は通っていますか。監査は誰がやって、一つ一つの事業についてちゃんと、どれだけの予算に対してどれだけ歳出したのかということの、書面でもって出していただけないと、これではわからない。誰が監査しましたか、これ。監査は誰ですか。 ○議長(識名盛紀)  暫時休憩します。午後2時19分 休憩 午後2時19分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 ◎観光商工課長(上原丈二)  我謝議員の再質問にお答えします。今回の与那原町地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金につきましては、これは本町に商工会へ補助金として行ってもらった事業となっておりますので、まず補助金交付申請を商工会からいただきまして、その交付決定をして、その補助金で商工会の事業をしていただきます。商工会のほうから我謝議員に3月議会でお渡ししました事業実施報告書、その報告書に基づいて与那原町のほうが実績を確認しまして、実績報告書を県のほうへ届けまして、県のほうでしっかり確認していただきまして、確定通知でもってこの事業を終えております。ですから町の監査の中では補助金の申請関係だけでありまして、事業の中身につきましては実績報告書という形で沖縄県のほうで確定通知をいただいて事業を完了しております。以上です。 ◆我謝孟範 議員 こういうことでよろしいんですか。ちゃんとこれは前回も商品券あるし、今回もあるし、皆さん方はそれをちゃんとこの報告書の中でも至らないことがあるということをちゃんと指摘されているわけですが、予算書でもって予算を組んで、その予算書の一つ一つがどういう形で使われたか。それを議会に報告しないで丸投げして、県が了解しましたと。与那原町は何なのか。議会は何なのか。ちゃんと予算書を、決算書を出して吟味させるのが普通じゃないですか。なぜそれを出さないのか。問題点があるのかないのか。例えば商品券の印刷の件におきましても、えぽっくですか、そこに当初は決まっていたにもかかわらず、別の印刷所に回したと。そういう事柄もあるらしいですね。ですからちゃんと予算を組んだら決算をする。一つ一つ吟味して、今後はこうしていくということで、これは議会もちゃんと了解しないと、今の状況では議会がはっきりわからないわけです。予算は認めたと、じゃあ決算はどうかというとまるでわからない、単なる報告書。実際、こういうことをやりましたと、ありましたということわかりますよ、これは。中身はどうなっているかということ。それがわからなければ私たちはこれは納得しませんよ。商工会に丸投げして、商工会で勝手に予算化しまして、後はわかりません。県が監査しましたと。じゃあ議会は何なのか、与那原町は。皆さんどこから導き出して、いろんなさまざまな要素を導き出して、今後の糧にするのが筋なんですが、そういうものもしないんですか、数千万円もかけて。この点を町長、これ大きな問題だと思いますので答弁願いたいと思います。 ◎観光商工課長(上原丈二)  我謝議員の再質問にお答えしたいと思います。この事業ですね、市町村単位で違うんですけれども、町、市町村独自で、直轄でやっている事業もありますけれども、おおむねほとんどが商工会のほうに委託している業務となっております。補助事業としてやっている業務となっておりまして。これは丸投げではありません。町のほうも事業実施に当たって商工会と会議をしながら事業を進めてきております。そしてこの与那原町の会計規則に基づきまして、業務の執行に当たりましてはプロポーザル等を行ってポスターの印刷会社の決定等も行っております。ほとんどが町の会計規則にのっとった形でしっかりと精査をしまして事業を実施、進めてきています。最終的に確認は県と言いましたけれども、この事業に際して、与那原町もしっかりと中身を精査しまして、確認した上で実績報告書を県のほうにやって、県でも二重チェックの形で実績報告書をチェックしていただきまして、確定を受けて、事業を完了したという経緯となっています。以上です。 ◆我謝孟範 議員 細かい資料を出すか出さないか、その点を述べてもらいたいと思います。 ◎観光商工課長(上原丈二)  我謝議員に3月の段階で実績報告書をお渡ししていますが、それに足りないものもありましたら、細かい数字もお渡ししたいと思います。以上です。 ◆我謝孟範 議員 これは当初から、ちゃんと丸投げではないと。予算化は町がやって、かがみとして出して、商工会がそれを陳情の形で出して、そのままその予算が認められたと。その予算が結果的には与那原町を経ずに、細かいところも含めて商工会がしかこれはわからないという段取りになっているわけですが、私は、これは当然、予算も議会に出されている以上は決算書もこういう報告書ではなくて、ちゃんとした決算書が出てくるものと認識していたんですが、これは3月議会で出されているんですが、こんなもので報告書として出されてこれは何の意味があるんですか。しかもわずかなアンケートを捉えて、アンケートを主にこういう形で消費しましたということでしょう。細かく、どういう事業部門で、どういうところで商品券が活用されて、幾ら活用されて、どういう町民が、例えば1万円の商品券を買ったか、2万円の商品券を買ったか。もし仮に、今後はどういう形でこれをやっていくかという。そういう全体的な総括がなされるべきなんです。そうじゃなければ皆さんがこれまでこの点で議会が質問して、答弁なされたことに対して何ら意味をなさない。ですからこれはどうしていくのかどうか。これわからないわけですよね、この報告書では中身が。県は県で本当にわかりますか。県と商工会と何のかかわりがありますか。与那原町と商工会でしょう。与那原町の予算で商工会は事業を行ったわけでしょう。与那原町の議会で承認してもらって予算を組んだわけでしょう。決算がわからないのではどうしますか、これ。しかも問題点も多々指摘されて、この問題点もどういう形で処理なされたのか、総括なされたのか、その点も漠然としてわからないわけです。その点を、これは課長は詳細な文書を出すということなんですが、決算書なのか、何なのか、詳細な文書というのは、皆さん方はどういう書類を持っているのか、資料を持っているのかわかりませんが、私は本当は県に出した決算書、商工会が出した決算書、それを議会にも提出していただきたい。この点も含めて答弁なされていただきたい。 ◎観光商工課長(上原丈二)  我謝議員の再質問にお答えします。今、私の手元に商工会長から今回の事業の実施計画書がありますので、これにはこの事業の概要、日付を追った実施内容と、そして最終的な予算の明細等、全部ついておりますので、これを議会の皆さんに御提出したいと思います。以上です。 ○議長(識名盛紀)  暫時休憩します。午後2時30分 休憩 午後2時32分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 ◎副町長(照屋勉)  我謝議員の再質問にお答えしたいと思います。この綱がる商品券につきましては、私どものほうでもさまざまな反省もございます。ただ、事業の執行に当たっては補助金の形をとって商工会へ交付しているわけですが、事業の中身については一緒になって議論も重ねながらチラシの作成、それからのぼり、印刷等を含めて、それからこれまでの流れを全般にわたって一緒にやってきておりますので、その使い方、それから資金の流れについては何ら問題はないと考えております。我謝議員からございました収支決算事業を含めた項目全ての予算の中身については提出をさせていただきたいと思います。以上です。 ◎町長(古堅國雄)  我謝議員から商品券の取り扱いについての厳しい御指摘がございましたけれども、手続上は違法性はないと、今、課長に確認しましたらちゃんと補助金として受け入れて、商工会と一緒になってやったと、執行したということですが、ただこの商品券の目的に沿って、そういう執行のあり方に反省点はないかというお叱りの御指摘だと思うんですが、その点につきましては、1人当たり10万円とか、1家族ですかね。それからそれをうまく利用し、活用して30万円とかという形で偏った形、本当に必要としている町民に、末端まで行き渡らせるべきものをこういう形で執行がされたということについては、本当に私も後で聞いて、どうしてこういうことになるんだろうと悔しくて仕方がないんですが、この件についてはもう重々反省もいたして、今後は偏った形の執行がなされないように。違法性はないんですが、その商品券の目的に沿った、本当に必要としている厳しい経済状況の方々に、あるいはまた商工会に参加していない方々、そこから換金の形か何か、細かいことは私もわかりませんが、とにかく厳しい町民の方々になかなか行き渡らなかったと。それも2週間で完売したということも聞きまして、周知期間も適正な周知期間だったのか。今後の大きな反省、材料だと受けとめておりまして、その件につきましては今後の執行のあり方に、商品券の目的に沿った形で執行するように努めていきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ◆我謝孟範 議員 本来は、特別会計に付して、独立した事業としてやって、そこに監査も入るというふうにしないと、これは商工会に対しての助成金として一般会計に組み込まれてプールなされて監査を受けるのかどうか。その点も踏まえて、さっき監査したかどうかと、誰が監査かということを述べましたが、これは県が監査しているんですかね、プールして。 ◎観光商工課長(上原丈二)  我謝議員の再質問にお答えします。中身につきましては、契約書と金額の支払い関係につきましては、町のほうでしっかりと検査を行っております。検査をしまして、商工会のほうから上がってきました実績報告書、その数字でもって沖縄県に〈…聞取不能…〉を出しまして確定受けていますので、中身につきましては町のほうで検査をやっております。委託業務とか工事につきましても、事業を実施した課が、別の課がこれを検査して、完了として支払いしますので、この補助事業にしまして、企画観光課の以外の課のほうで検査を依頼して、検査受けまして、検査合格いただいた形で実績報告書を上げております。以上です。 ◆我謝孟範 議員 例えば個人が、業者が参加したら1万4,000円徴収しているわけですが、これは商工会の一般会計予算に入っているわけですよね。だからそういうもろもろの問題点がどうなっているか。決算として、これはどういう形で取り扱われるのかということは、まだ見えていないんです。曖昧なんですね、そういうものが。町と商工会の中で曖昧。そういうものも私は明らかにちゃんとせよということを、前から質問しておりますので、その辺も含めて監査がどうなったのか、監査報告もちゃんと見たいということで出しましたので、その点も含めて細かい資料を出していただきたい。次に移っていきたいと思います。 4点目に、去る6月5日に県会議員選挙がありましたが、チラシが与那原町、全町民に配られております。古堅町長もごらんになったと思うんですが、チラシには古堅國雄町長とともに、我々、座波一と政策協定を結んだ議員団8人も座波一を応援していますというチラシが出ておりますが、この中で町政との絡みで私は質問しますが、2点目の与那原の埋立地である東浜の水路は運玉森から流れ出す土や泥等の影響が多く、汚れた状態となっている。その件は与那原町としても課題解決に向け、県に毎年のごとく要請しているが進んでいないのが現状であると。そして3点目が教育問題については各自治体単位で環境や考え方が違うことに対して、各自治体でさまざまなことが提案されているが、県職員である学校側との問題もあり。問題もありということで向上していない。そこで県教育委員会へ地域性を重視していただくよう強く要請し実現に向けて頑張っていくという政策協定になっている。それから5点目でございますが、現在、政治家のキーワードのように雇用の場を確保を政策に掲げる方々が多くおられる。しかし、離島や一部地域を除き、現状、雇用環境ではなく、労働者の確保及び教育が求められているという町政とのかかわりが深く結びついた政策協定となっておりますが、この中で町長はどういうふうに捉えて、この協定書が出されたのか。町長は独自に協定書を結ばれたのか、その点を含めて答弁願いたいと思います。 ◎町長(古堅國雄)  我謝議員からこういうチラシの2、3、5についてという質問が出て私もびっくりしているわけですが、経過を少し申し上げたいと思います。当選しました座波さんの後援会から表敬挨拶に伺いたいということで、忙しい中ではあったんですけれども、これから大型MICEについても全力を挙げて協力していきたいし、今後、お隣の南城市と与那原との、あるいは東海岸の隣接地域として一緒にMICEについても協力をしていきたいので、関係者そろって町長室に表敬の挨拶をしたいということの申し入れが日程にありました。これを私は、MICEに関して協力をしたいというきちんとした意思表示がありますし、これを断ることはないと判断しまして町長室でお会いしました。見えたのが御本人と後援会長、それから町議団ということで、立候補して頑張りたいという挨拶がありましたので、ぜひ頑張って、MICEに対する協力もお願いしたいという話をしただけであって、そして写真は記念撮影もしたいし、ぜひお願いしますということで一緒にそろって写真をとったのがこのチラシの写真になっております。ですからこの中身について、2、3、5と言われたときに、私は初めてこのチラシをコピーしてもらって、チラシが入っていますよということは前に聞いておりましたけれども、中身についていろいろ吟味して、そういうぐあいにやった覚えは全くありません。ですから、これはチラシから見ればそういう受けとめ方をされてしまいがちですけれども、選挙のときには、私も長い経験上、いろいろな戦略、戦術、どうアピールするかという、知恵を絞っての戦略というのは、選挙対策というのは当然ありがちなことではありますけれども、私がこういう文書の一つ一つをチェックしてそのチラシをつくったということはありませんので、これはひとつ誤解のないように。誤解を与えたということでは申しわけなかったと思いますが、ただ、与那原のMICE施設に対しての積極的に協力していきたいという本人の意思というのは、これは尊重して頑張ってくださいということに対しては、何ら私は間違ったことではないと考えております。当選しまして、地元の県議も当選しましたし、このMICEについての影響力、県政との影響力というのはより大きくなったと思いますので、当選してよかったなと思っております。 ◆我謝孟範 議員 町政として、その中身をどう捉えるか、この点どう思いますか、教育委員会も含めて。教育委員会は、このチラシからすると問題ですよ。県職員である学校側と問題もあり向上していない。県職員である学校側と問題もあるということを問われているわけですが、どんな問題があるかということ。これは町民に配られている。町民がこういうものを見ると誤解を受けるわけです。与那原町がこういう形で出して、県に対して職員との、学校側との確執があるというふうな、そういう文書の内容になっているわけです。町長、町長は県知事選挙のときは琉球新報、沖縄タイムスに建白書、私たちは疑問に思いますということで市町村長7名連ねられて、町長の名前も写真も載っていました。それから同じ県知事選挙で仲井眞さんが当選しないとMICEは来ませんというチラシも出されている。それから衆議院選挙のときには、町長は西銘恒三郎氏と一緒のポスターを町中に張り出されている。これも一つ一つ、全部町長は、私はこれにかかわっていないという、きょうのこの質問に対してもかかわっていないわけです。大いに町長は利用されている。4回利用されています。その点、町長は政治家ですからどういうふうに思われているのか。それから教育委員会はそういう確執があるのかどうかも含めて答弁なされていただきたいと思います。 ◎町長(古堅國雄)  いろいろ、前知事選挙のときは私は仲井眞知事の、一所懸命取り組んでおられた一括交付金の中央要請とか、行動をともにしたことがありましたので、肌で感じておりました。沖縄県民のためにこれだけ命がけで頑張っておられるなと。そして実績も出ていたと、私は評価しておりました。ですから当然、支持もして、そのままの勢いで沖縄県政を続けてほしいという思いで挨拶もした覚えはあります。ただ、そのほかの国会議員とか、どこで私の写真が利用されたかわかりませんけれども、これは一つ一つ覚えていないんですけれども、ただ選挙になりますと、怪文書からチラシ、拡大したり、大げさに取り扱われるというのは普通なんですが、そういうことで利用されていたということであれば非常に残念でありますね。ただ私の信念としては、沖縄の今の経済発展、あるいは基地の加重負担をなくす、地位協定を見直す、そういう方向で一つずつでも実現して安心して暮らせる沖縄県になればという思いは変わりませんし、建白書の質問がありましたが、建白書の一番最初のころの建白書の思いというのは、先ほど申し上げた基地の加重負担を、あるいは地位協定、あるいはまた米軍属による事件等々の根源と基地、海兵隊とのかかわりというものが、これをなくすためにも、お互い全市町村長も含めて結束すべきであるという趣旨だったと記憶しておりますし、そういう純粋な気持ちの建白書に対しては今でも同じ思いであります。ですから、ただ、政治に利用する、選挙に利用するということがあったとしたら、これは非常に残念であります。それにどうこうという気持ちよりも、純粋に沖縄の今の状態を少しでもよくする方向での、市町村長としての役割はしっかり持って、お互い努力していくべきだろうと思います。 ◎教育長(當山健)  我謝孟範議員の御質問にお答えいたします。チラシの件については、教育委員会としては承知しておりません。以上です。 ◆我謝孟範 議員 私も何名かの町民から指摘を受けてどうなっているんだということでこれを見せられて、結果的には問題があるかのごとく、これが出されているわけですから、教育委員会としても誤解を、要するに与那原町の教育委員会と与那原の教職員学校側と何らかの確執があるという形のチラシですから、それをどう捉えるかが今後の、町民はそういうふうに捉えているのかわかりませんが、そういうものが出されているわけですから、その点についてどう思うのかというのが問われるわけなんです。関係ないといえば、関係ないということでよろしいと思いますが、町長も政治家ですから、こういうものは全町民が見ているわけですから、町長も一緒だということで認識されるわけです、これは。ですから政治的に町長の立場を今後ともちゃんと持っていただきたいというふうに。 ◎町長(古堅國雄)  チラシの細かいところはきょう初めて、私読んだぐらいで、協定書を結んだ覚えもありませんし、そういう選挙に利用されたという面では、そういうことがないように今後注意をしていきたいと思います。 ◆我謝孟範 議員 チラシも1つの表現の自由ですから、また見解の相違もあるわけですから、これは選挙戦に対してはおのおのの議員、個々の政党、それから政治家が政策を競うわけですから、ちゃんとした、正々堂々とこれは出したかもしれませんが、やはり誤解を与える、そういうものに対してちゃんと町長も今後は、そういうものに対してどうするかの心構えを持っていただきたいということを質問いたしまして、私の一般質問を閉じたいと思います。以上です。 ○議長(識名盛紀)  以上で我謝孟範議員の一般質問を終わります。 これで全ての一般質問を終わります。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀)  暫時休憩します。午後2時55分 休憩 午後2時55分 再開 ○議長(識名盛紀)  再開します。 日程第2.陳情第6号から日程第4.陳情第8号までを一括して議題とします。 △各陳情に関し委員長の報告を求めます。 ─────────────────────────────────────────与議建文委第17号 平成28年6月6日与那原町議会議長 識 名 盛 紀 殿建設文教常任委員会   委員長 仲 里   司陳 情 審 査 報 告 書 本委員会に付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第77条の規定により報告します。記  ┏━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━┓  ┃ 事件の番号 │          件     名          │ 審査の結果 ┃  ┠───────┼──────────────────────────┼───────┨  ┃ 陳情第6号 │「義務教育費国庫負担堅持及び2分の1復元」のための意│  採  択  ┃  ┃       │見書採択を求める陳情                │       ┃  ┃       │                          │       ┃  ┃ 陳情第7号 │「30人以下学級早期完全実現」のための意見書採択を求め│  採  択  ┃  ┃       │る陳情                       │       ┃  ┃       │                          │       ┃  ┃ 陳情第8号 │「労働安全衛生委員会」を機能させ、学校労働環境の改善│  採  択  ┃  ┃       │を求める陳情                    │       ┃  ┃       │                          │       ┃  ┗━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━┛───────────────────────────────────────── ◎建設文教常任委員会委員長(仲里司)  ただいま議題となりました陳情第6号、第7号及び第8号は、6月6日に建設文教常任委員会で慎重に審査した結果、お手元に配付いたしました陳情審査報告書のとおり、全会一致により採択すべきものと決定いたしました。以上、報告を終わります。 ○議長(識名盛紀)  これで委員長報告を終わります。 これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑を許します。質疑ありませんか。〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論はありませんか。〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから陳情第6号から陳情第8号までの3件を採決します。 お諮りします。陳情3件に対する委員長の報告は採択です。各陳情は、委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  異議なしと認めます。したがって陳情3件は、採択することに決定しました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀)  日程第5.委員会提出議案第5号・「義務教育費国庫負担拡充」及び教育条件整備のための意見書、日程第6.委員会提出議案第6号・「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書を一括して議題とします。 各案について提案理由の説明を求めます。───────────────────────────────────────── △委員会提出議案第5号 「義務教育費国庫負担拡充」及び教育条件整備のための意見書 上記の議案を、別紙のとおり地方自治法第109条第6項及び議会会議規則第14条第3項の規定により提出いたします。平成28年6月10日与那原町議会議長 識 名 盛 紀 殿提出者 建設文教常任委員会   委員長 仲 里   司提案理由 地域による格差を生じさせないように、教育の機会均等とその水準の維持向上を図るため、早急に国の負担を拡充することを関係機関へ要請するため。─────────────────────────────────────────「義務教育費国庫負担拡充」及び教育条件整備のための意見書 今日の教育の抱えている課題を解決するためには、地域や子どもの状況を踏まえ多様な教育活動が推進できるよう、「当事者」である学校や市町村教育委員会が主体的に運営できる仕組みに改善することが喫緊の課題です。 そのためには財政的な保障が必要であり、それは国としての責務です。義務教育費国庫負担制度は、教育の機会均等とその水準の維持向上を図る制度として完全に定着しており、現行教育制度の重要な根幹をなしています。 しかしながら政府は、昭和60年度以降、義務教育費国庫負担制度の見直しを行い、これまで旅費、教材費、恩給費、共済費、公務災害補償基金、退職手当及び児童手当等義務教育に係る経費を相次いで一般財源化した経過があります。さらに、三位一体改革により、義務教育費国庫負担制度の国負担割合は「2分の1」から「3分の1」に引き下げられ、教育予算について、GDPに占める教育費の割合は、OECD加盟国の中では日本は最下位となっています。 現在においても、教職員給与費のさらなる一般財源化ばかりか義務教育費国庫負担金全額の一般財源化を推し進めようとするなどの動きがあります。もし義務教育費国庫負担が無くなれば自主財源の厳しい地方公共団体では、義務教育に十分な予算を回すことができなくなり、地方共団体間での教育条件に大きな格差が生じます。特に、多くの離島僻地校を抱える本県は非常に深刻な状況に置かれることが予想されます。 子どもたちの教育条件に、地域による格差を生じさせてはなりません。少なくとも憲法に保障された義務教育においては、全国均質の教育条件を国の責任で保障すべきです。 つきましては、以下の事項を強く要請いたします。記1.教育の機会均等とその水準の維持向上を図るため、その根幹となる義務教育費国庫負担制度を堅持し、早急に国の負担を(2分の1以上に)拡充すること。2.教職員定数改善を速やかに実施するとともに、学校現場に必要な教職員を確保し、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門職の配置を正規職として拡充できるようにすること。3.意欲と情熱を持って教育に取り組む優れた教員を確保するため、人材確保法を堅持し、勤務実態を踏まえた教員の処遇改善に努めること。4.教育関係予算を増額し、充実させること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。2016年(平成28年)6月10日沖縄県与那原町議会あて先 内閣総理大臣、文部科学大臣───────────────────────────────────────── △委員会提出議案第6号 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書 上記の議案を、別紙のとおり地方自治法第109条第6項及び議会会議規則第14条第3項の規定により提出いたします。平成28年6月10日与那原町議会議長 識 名 盛 紀 殿提出者 建設文教常任委員会   委員長 仲 里   司提案理由 学校現場では個々に応じたきめの細かい指導やゆとりをもった授業が求められ、そのためにも「30人以下学級」の早期完全実現することを関係機関へ要請するため。───────────────────────────────────────── 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書 経済格差の拡大などによる就学援助児童生徒の増加、保護者等の多様な教育ニーズ、子どもたちの学力格差の拡大など、ますます教育現場では困難な状況が表れています。 日本の学校の「1学級40人」の定数は国際的に見て異常な多さであり、OECD諸国に比べて1学級当たりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数が多い状態です。文部科学省が実施した「今後の学級編制及び教職員定数に関する国民からの意見募集」では、約6割が「小中高校の望ましい学級規模」として、26人~30人を挙げています。このように、保護者も30人以下学級を望んでいることは明らかです。学校現場では個々に応じたきめの細かい指導や、ゆとりをもった授業が強く求められており、一人ひとりの子どもに丁寧な対応を行うためには、1クラスの学級規模を引き下げる必要があります。 近年、30数年ぶり教職員定数の改正など、ある一定進んできました。2011年度は小学校1年生において「35人定数」を実現し、2012年度に加配定数で「小学校2年生まで35名定数」が拡大しています。 沖縄県は独自の少人数学級施策として、小学校1年2年で条件が合えば「30人以下学級」、2012年度から小学校3年で「35人以下学級」、2014年度から中学校1年で「35人以下学級」、2016年度から小学校4年生で「35人以下学級」を進展させています。 これら「少人数学級」の実現は、次代を担う子どもたちの教育をより良くしていくために必要不可欠な制度であり、実際に日本各地で何らかの形態で「少人数学級」の施策が実施されています。中には沖縄県より進んだ「少人数学級」が実現している他府県も多くあります。 しかし、さまざまな教育課題をかかえる沖縄県では、それを解決するための「少人数学級」実現はまだまだ不十分な状況にあります。すべての子どもたちが、どこに生まれ育ったとしても等しく良質な学校教育を受けられるようにすることは、多くの保護者・教育関係者の願いであると同時に、国はもちろん県・市町村も含めた行政の責任でもあります。そのためにも学校現場における「30人以下学級」の完全実現は急がれる課題になっております。次代を担う子どもたちの健やかな成長を願うこの要望をご理解の上、お力添えをいただきますよう下記の事項を強く要請いたします。記1.段階的に「35人以下学級」を実現するとした教職員定数改善計画を速やかに実施すること。2.さらに、「30人以下学級」の早期・完全実現を国の責任で行うこと。特に、教職員定数の大幅な改善など人的措置・財政的な措置を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。2016年(平成28年)6月10日沖縄県与那原町議会あて先 内閣総理大臣 文部科学大臣───────────────────────────────────────── 「30人以下学級の早期・完全実現」のための意見書 経済格差の拡大などによる就学援助児童生徒の増加、保護者等の多様な教育ニーズ、子どもたちの学力格差の拡大など、ますます教育現場では困難な状況が表れています。 日本の学校の「1学級40人」の定数は国際的に見て異常な多さであり、OECD諸国に比べて1学級当たりの児童生徒数や教員1人当たりの児童生徒数が多い状態です。文部科学省が実施した「今後の学級編制及び教職員定数に関する国民からの意見募集」では、約6割が「小中高校の望ましい学級規模」として、26人~30人を挙げています。このように、保護者も30人以下学級を望んでいることは明らかです。学校現場では個々に応じたきめの細かい指導や、ゆとりをもった授業が強く求められており、一人ひとりの子どもに丁寧な対応を行うためには、1クラスの学級規模を引き下げる必要があります。 近年、30数年ぶり教職員定数の改正など、ある一定進んできました。2011年度は小学校1年生において「35人定数」を実現し、2012年度に加配定数で「小学校2年生まで35名定数」が拡大しています。 沖縄県は独自の少人数学級施策として、小学校1年2年で条件が合えば「30人以下学級」、2012年度から小学校3年で「35人以下学級」、2014年度から中学校1年で「35人以下学級」、2016年度から小学校4年生で「35人以下学級」を進展させています。 これら「少人数学級」の実現は、次代を担う子どもたちの教育をより良くしていくために必要不可欠な制度であり、実際に日本各地で何らかの形態で「少人数学級」の施策が実施されています。中には沖縄県より進んだ「少人数学級」が実現している他府県も多くあります。 しかし、さまざまな教育課題をかかえる沖縄県では、それを解決するための「少人数学級」実現はまだまだ不十分な状況にあります。すべての子どもたちが、どこに生まれ育ったとしても等しく良質な学校教育を受けられるようにすることは、多くの保護者・教育関係者の願いであると同時に、国はもちろん県・市町村も含めた行政の責任でもあります。そのためにも学校現場における「30人以下学級」の完全実現は急がれる課題になっております。次代を担う子どもたちの健やかな成長を願うこの要望をご理解の上、お力添えをいただきますよう下記の事項を強く要請いたします。記1.段階的に「35人以下学級」を実現するとした教職員定数改善計画を速やかに国に実施するよう要請すること。2.さらに、「30人以下学級」の早期・完全実現ができるよう、教職員定数の大幅な改善など人的措置・財政的な措置を国に要請すること。3.県独自にも「30人以下学級」が実現できるよう枠の拡大や下限条件「25名以上」の引き下げに努力すること。4.「30人以下学級」に伴う教室増等の条件整備を市町村と連携して計画的に行うこと。5.増員される教職員は臨時採用ではなく、正規の教職員をあてるようにすること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。2016年(平成28年)6月10日沖縄県与那原町議会あて先 沖縄県知事 沖縄県教育委員会教育長───────────────────────────────────────── ◎建設文教常任委員会委員長(仲里司)  ただいま議題となりました委員会提出議案第5号及び第6号につきましては、一括して提案理由の説明を申し上げます。建設文教常任委員会において、陳情が採択されたことに伴い提案に至っております。なお、意見書の内容については、お手元に配付した文案のとおりですが、宛先については、委員会提出議案第6号の下記については、1番から2番までは内閣総理大臣及び文部科学大臣宛て、1番から5番までは沖縄県知事及び沖縄県教育委員会教育長宛てとなります。 慎重なる御審議の上、御賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(識名盛紀)  これで提案理由の説明を終わります。 これから質疑を行います。質疑ありませんか。〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。討論ありませんか。〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから委員会提出議案第5号及び委員会提出議案第6号を一括して採決します。 お諮りします。各案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  異議なしと認めます。したがって各案は、原案のとおり可決されました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀)  日程第7.決議第2号・閉会中の議員派遣の件についてを議題とします。───────────────────────────────────────── △決議第2号 閉会中の議員派遣の件について 地方自治法第100条第13項及び与那原町議会会議規則第129条の規定に基づき、下記のとおり決定する。  平成28年6月10日与那原町議会議長 識 名 盛 紀記 次のとおり議員を派遣する。1.沖縄県町村議会議長会主催「町村議会正副議長・正副委員長研修会」 (1)派遣場所  ちゃたんニライセンター (2)派遣期間  平成28年8月4日(木) 1日間 (3)派遣議員  正副議長・常任委員会正副委員長・議会運営正副委員長 (4)その他   日時及び会場の変更については、議長の決定による。2.MICEに関する調査・視察 (1)派遣場所  東京ビッグサイト (2)派遣期間  平成28年6月22日(水)~6月24日(金) 3日間 (3)派遣議員  田中 直子、山口 修、舩谷 政喜 (4)その他   日時及び会場等の変更については、議長の決定による。───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀)  お諮りします。お手元に配付した文書のとおり議員を派遣したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  異議なしと認めます。したがって派遣文書のとおり議員を派遣することに決定しました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀) △日程第8.閉会中の継続調査・審査の件を議題とします。 ─────────────────────────────────────────与議総財委第14号平成28年6月9日 与那原町議会議長 識 名 盛 紀 殿総務財政常任委員会   委員長 山 口   修閉会中の継続調査・審査申出書 本委員会は、調査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第75条の規定により申し出します。記1.調査事件 (1)行財政改革に関すること(所管事務調査) (2)介護事業に関すること(所管事務調査) (3)協働のまちづくりに関すること(所管事務調査) (4)子育て支援に関すること(所管事務調査) (5)社会福祉に関すること(所管事務調査) (6)障害福祉に関すること(所管事務調査)2.審査事件 (1)陳情第4号 未来の有権者のための、模擬投票所設置に関する陳情 (2)陳情第10号 外国人扶養控除制度の見直しを求める意見書の採択を求める陳情 (3)陳情第11号 陳情書 (4)陳情第12号 「若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書」採択に関する陳情 (5)陳情第5号 国連の「沖縄県民は先住民族」という勧告の撤回を求める陳情理  由 この事件は、重要な事件であるので、閉会中もなお調査する必要がある。─────────────────────────────────────────与議建文委第18号 平成28年6月9日与那原町議会議長  識 名 盛 紀  殿建設文教常任委員会   委員長 仲 里   司閉会中の継続調査及び審査申出書 本委員会は、調査及び審査中の事件について、下記により閉会中もなお継続調査及び審査を要するものと決定したので、会議規則第75条の規定により申し出ます。記1.調査事件 (1)教育に関すること(所管事務調査) (2)農業水産に関すること(所管事務調査) (3)上下水道に関すること(所管事務調査) (4)文化財に関すること(所管事務調査) (5)公園整備に関すること(所管事務調査) (6)環境施設に関すること(所管事務調査) (7)商工業、観光振興及び臨海部埋め立てに関すること(所管事務調査)2.審査事件 (1)陳情第15号 馬天シータウンへの接続道路推進についての要請決議理  由 この事件は、重要な事件であるので、閉会中もなお調査する必要がある。───────────────────────────────────────── ○議長(識名盛紀)  総務財政常任委員会委員長及び建設文教常任委員会委員長から、目下委員会において審査中の事件について、会議規則第75条の規定によって、お手元に配付されておりますとおり閉会中の継続調査及び審査の申し出があります。 お諮りします。両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査とすることに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(識名盛紀)  異議なしと認めます。したがって両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査及び審査することに決定しました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○議長(識名盛紀)  以上で本日の日程は、全て終了しました。 本日の会議を閉じます。 平成28年第2回与那原町議会定例会を閉会します。御苦労さまでした。午後3時00分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。議     長  識 名 盛 紀会議録署名議員  山 口   修会議録署名議員  松 長 康 二...